ハルキ文庫

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『ふたりの道 小間もの丸藤看板姉妹(五) 』宮本 紀子 (著)

江戸は日本橋伊勢町にある小間物商の丸藤。手代の吉蔵が実家の味噌屋を継ぐため、丸藤から去ることになった。吉藏は里久へ商人としての知識、自覚、そして覚悟を教えこむ。そして妹・桃の嫁入りや里久の縁談など、看板娘たちの明日への道が見えてくる「小間もの丸藤看板姉妹」シリーズ完結篇。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『親王殿下のパティシエール6』
篠原 悠希(著)

清の第十七皇子・永璘お抱えの菓子職人見習いとして働く仏華ハーフのマリー。清国で手に入れた食材を使い、西洋風の炉で焼きあげる菓子は高く評価され、ついに皇帝・乾隆帝にも認められ、訪清英国大使のおもてなし役に。故国を離れ菓子職人見習いとして励むマリーの姿を描くシリーズ第六弾。
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時が満ち十分な風を孕んで新たな船出を迎えるとき

大坂天満に本店を持つ呉服商「五鈴屋」が江戸に店を構えてから十年。藍染の浴衣地が人気の五鈴屋には再び呉服を扱いたいという主従の願いがあった。仲間や協力者の力添えを得ながらも、ライバル店や政府からの思わぬ横槍が。
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取り戻したのは夫を愛していないという記憶だった

『わたしの本の空白は』近藤 史恵 (著)のイラストブックレビューです。夫の母親と義姉と同居している三笠南は、病院のベッドで目覚めた。しかし、自分についての記憶も、これまでの生活も何ひとつ覚えていない。元の家に帰っても夫・シンヤや家族との生活に違和感はつのるばかりで…。
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ついに「あの方」からお呼び出し!?マリーの運命やいかに!!

『親王殿下のパティシエール(5) 皇帝陛下とお菓子の宮殿』篠原 悠希 (著)のイラストブックレビューです。清の第十七皇子・永璘のもと、パティシエール見習いとして働く、仏華ハーフのマリーは皇帝・乾隆帝から、西洋の建物を模した工芸菓子の献上を命じられたのだが…。
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女子高生とニコイチ!?意外な組み合わせがクセになるエンタメ小説  

『相棒はJK 』榎本憲男 (著) のイラストブックレビューです。警察大学校を首席で卒業したエリート、鴨下俊輔警部補は、警視庁刑事部長直轄の組織である刑事部捜査一課特命捜査係への異動を告げられる。数々の難事件を解決してきているこの部署の中心人物とバディを組むことになった鴨下。しかしその相手は、何と女子高生だったのだ。
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機が熟すための「待ち」がその実を結ぶとき

『あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇』高田 郁 (著)のイラストブックレビューです。五鈴屋の藍染めの浴衣地は、江戸中の支持を集め評判に。そして宝暦十年、辰の年、江戸の町で大きな火災が発生。店は難を逃れたものの、「買うての幸い、売っての幸せ」を貫くため、幸はある決断をくだす。
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商売にわくわく、人情にじんわり。お江戸看板姉妹の物語。

『雛のころ 小間もの丸藤看板姉妹(四) 』 宮本 紀子 (著) のイラストブックレビューです。雛の節句のころ、妹・桃が通うお茶の師匠のもとへ見学に行くこととなった姉の里久。正座が苦手で、これまで通ったことのある稽古では嫌な思い出しかなかった里久だが。新しい局面を迎える看板姉妹の物語・第四作。
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働くみんなの「あるある」満載!「超」共感物語

『店長がバカすぎて』 早見和真 (著) のイラストブックレビューです。吉祥寺の武蔵野書店で働く谷原京子、二十八歳。多忙でありながら薄給にあえぐ契約社員である。店長である山本猛が全く使えず、いつもピンとのずれた発言と行動で京子を苛立たせる。毎日「マジで辞めてやる!」と思う京子だが…。
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流星のように光り胸に染みこんでいく音楽と言葉たち

『流星シネマ』  吉田 篤弘 (著) のイラストブックレビューです。崖の下にあるこの町には鯨塚がある。その昔、この町にクジラが迷い込んできたことがあるらしい。太郎はこの町の「流星新聞」を発行する手伝いをしている。個性的な住人たちが織りなす、豊かで滋味深い人間模様を描く。