ホラー

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『残穢』小野 不由美 (著)

作家である私のもとに一通の手紙が届いた。その読者はライターであり、住んでいるマンションに何かがいるような気がする、と言う。時おり、ほうきで掃くような、畳の表面をさっと払ったような音。私は聞いた覚えがある話だ、と感じライターと意見交換をしたり建物について調べはじめる。
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恐怖の裏側に潜む 人ならざるものの声

両親と弟が亡くなり、古い町屋である実家に戻ってきた貴樹。彼が書斎として使うことにした部屋からは、隣の家に住む二十代の芸妓らしき女の様子が見えた。頼りなく哀しげな様子の彼女のことが気になる貴樹だが…(「芙蓉忌」)。情緒漂う怪談六編。
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様々な角度からひたひたと迫りくる恐怖

作家である私の元に、出版社から神楽坂を舞台にした階段小説の執筆依頼が入った、心の奥底に封印してきた「あの出来事」を文章にする時が来たのかもしれない…。自分の体験談からはじまり、知り合いや人づてに様々な怪異話を集めていく私は、これらの話が奇妙なつながりを見せることに気づく。
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オズの国で起こった密室殺人の謎

『ドロシイ殺し』 小林 泰三 (著) のイラストブックレビューです。大学院生の井森は、ビルという名のトカゲとなって不思議の国で過ごす夢を毎晩のように続けて見ている。ある晩、砂漠を彷徨う夢を見て、ドロシイという少女に助けてもらう。そしてエメラルドの宮殿へと連れて行かれたのだが、パーティーが行われるというその日、密室殺人が起こる。
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連続殺人事件の犯人は…アリス!?

『アリス殺し』小林 泰三 (著)のイラストブックレビューです。大学生の栗栖川亜理はこのところ毎日おかしな夢を見ていた。それは不思議の国に迷い込み。その住民らと奇妙な時を過ごすというもの。ハンプティダンプティが兵から落ちて死んだ、という夢を見たある日、大学では卵のあだ名を持つ研究員が屋上から転落して死亡していた。
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謎多きナルの正体がついに明らかに!?

『ゴーストハント7 扉を開けて』小野 不由美 (著) のイラストブックレビューです。能登での事件を解決し、東京へ帰るべく車を走らせていた一行は、道に迷ってしまう。辿り着いた先は、ダム湖。そこでナルは「オフィスは戻り次第、閉鎖する」と一行に告げる。そこへ廃校になった小学校の調査依頼が。幽霊が出るという校舎に潜んでいるものは何なのか。
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記憶を消すことは悪なのか

のこ こちらは記憶を消すという 都市伝説の怪人「記憶屋」を めぐるお話よ。 ぬこ 記憶を消す? いやな記憶を消すのなら 便利な感じだけど。 のこ そうね。でも、そのいやな 記憶には大切な人物も...
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思いもよらぬ角度から突きつけられる狂気と恐怖

『独白するユニバーサル横メルカトル』 平山 夢明 (著) のイラストブックレビューです。タクシー運転手を主人に持つ地図が語る、主人とその息子のおぞましい所行を描いた表題作ほか凄惨でありながらも、静謐な美しさを湛えたホラー短編集。
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血の匂いがする館で疾走する霊能者たち

『ゴーストハント5 鮮血の迷宮』 小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。高校二年生の麻衣がバイトをしている「渋谷サイキックリサーチ」に、人が行方不明になるという出来事が起こり、怪奇現象なのかどうかを調べて欲しい、と言う依頼が。調査を始めたが、館にいる人間が姿を消しはじめて…。
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サーカス団VS吸血鬼のサバイバルショー!?

『人外サーカス』小林 泰三 (著)のイラストブックレビューです。インクレディブルサーカス団は、団員が減り、経営が苦しくなっていく中、残ったメンバーで頑張っていこうとしていた。そんな中、サーカス団は突然吸血鬼たちに襲われる。圧倒的な身体能力と脅威の回復力を持つ吸血鬼たちに、サーカス団は対抗できるのか。