小説・人文

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』原田 ひ香 (著)

実家の母親から送られてくるのはお米に野菜、隙間に詰めるのはタオルや靴下や肌着など。時代は移り変わっても母からの小包の中身はなぜかあまり変わらない。箱に詰められた様々な「思い」を家族に届ける物語。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『ミシンと金魚』永井 みみ (著)

ヘルパーのみっちゃんに病院へと連れて行ってもらったある日、こう尋ねられた。「カケイさんは、今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」正直考えたことがないからわかんなくて、仕方がないから自分の来し方を話すことにした。 認知症となり、諦めと後悔を行きつ戻りつする老女が最後に見た幸福とは。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『テスカトリポカ』佐藤 究 (著)

メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロは敵対組織の攻撃を受け、ジャカルタへ逃亡し身を潜めていた。そこで日本人の臓器ブローカーと知り合い、日本に渡り新たなビジネスを開始。一方、川崎で生まれ育った少年、コシモはバルミロにその力を見出され、彼らのビジネスをめぐる犯罪に巻き込まれていく。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー『しっぽ食堂の土鍋ごはん 明日の歌とふるさとポタージュ』高橋 由太 (著)

二十二歳の悠木紬は売れないシンガーソングライター。社長と二人の小さな芸能事務所に所属しているが唯一の仕事もなくなってしまい途方に暮れる。散歩の途中で出会った「しっぽ食堂」には看板猫のしっぽとぶっきらぼうな主人がいて、あたたかな土鍋料理を提供してくれた。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『か「」く「」し「」ご「」と「 』住野 よる (著)

高校二年生の五人のクラスメイト。彼らはそれぞれに、人にはない特別な力を持っている。何かの役に立つようなものでもないけれど、この能力のおかげで彼女のことがどうも気になってしまう。それぞれが持つ能力から見えてくるお互いへの思いを描き出す青春小説。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『ひとりでカラカサさしてゆく』江國 香織 (著)

大晦日の夜、東京駅から近いホテルに集まったのは八十六歳の篠田完爾、八十歳の重盛勉、八十二歳の宮下知佐子の三人。長い付き合いである彼らはバーラウンジで昔話に花を咲かせた後、ホテルの一室で猟銃自殺した。なぜそんなことが起こったのか。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『たまごの旅人』近藤 史恵 (著)

遥は子供の頃からの念願がかなって海外旅行の添乗員に。風光明媚な景色や美味しい料理をアテンンドし、参加客たちの特別な瞬間に寄り添う。そんな仕事にやり甲斐を感じ、楽しさと喜びを感じ始めた頃、予想外の事態が発生する。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『とわの庭』小川 糸 (著)

盲目の少女とわは、大好きな母と二人で暮らしている。母は本を読んでくれて、庭の木や草花、飛んでくる鳥などから移りゆく季節を教えてくれた。しかし、ある日母はいなくなった。孤独な闇の中で生き延びた少女は、そこから自分自身の人生を歩き出す。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『虹いろ図書館のへびおとこ』櫻井 とりお (著)

学校へ行けなくなった小学六年生の火村ほのかがどりついたのは古い図書館。そこには体の半分が緑色をした司書のイヌガミさん、謎の少年スタンビズくんがいて、たくさんの本があった。彼らや物語たちと出会ったほのかは少しずつ自分の世界が動き出すのを感じて…。
イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『羊は安らかに草を食み』宇佐美まこと (著)

俳句教室で知り合った八十歳のアイ、七十七歳の富士子、八十六歳の益恵の三人は仲の良い友人。アイと富士子は益恵の夫から依頼され、認知症になった益恵を連れて、三人で益恵の人生をたどる旅に出る。