小説・人文

イラストブックレビュー

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『朱色の化身』塩田武士 (著)

昭和三十一年、芦原温泉街で大規模な火災が発生。六十年後、ライターの大路亨は、父に頼まれ失踪した女性・辻珠緒を探すため、彼女の関係者に取材をしていた。数々の真実が明らかになるにつれ、やがて芦原出身である彼女と大火災に関わりがあることに気づく。
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『御社のチャラ男』絲山 秋子 (著)

地方都市にあるジョルジュ食品は、オイルやビネガーを取り扱う小さな会社。社長のコネで我が社へやってきた三芳部長は社内でひそかに「チャラ男」と呼ばれている。彼自身の思い、そして周囲の人々から見た彼の姿から社会が、そして自分自身が見えてくる。
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『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』彩瀬まる (著)

幼い息子を育てている素子は、友人の珠理を誘い日帰りの温泉旅行へ。色とりどりの旬の料理を堪能しつつ、家族のための食事を毎日考えているうちに自分が何を好きか、何を食べたいのかがわからなくなっていることに気づく。そして自分自身も、母親の好物が何だったのかを知らなくて…。
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『イデアの再臨』五条 紀夫 (著)

僕は向水学園高等学校に通うごく平凡な高校生。ある朝、目を冷ますと部屋の壁に四角い穴が開いていた。ここは小説の中の世界であり、自分たちはその登場人物。この世界から次々と物や言葉を消し、混沌の世界を作り上げている犯人はいったい誰なのか。
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『新! 店長がバカすぎて』早見 和真 (著)

武蔵野書店吉祥寺本店に「あの男」が3年ぶりに戻ってきた。しかし、山本猛店長は相変わらず人の気持ちや空気を読まず人を苛立たせる天才。契約社員から正社員として採用された谷原京子はバカ店長に振り回されながらも怒り、泣き、笑いながら書店員の仕事に全力で取り組んでいく。
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『新装版 青い壺』有吉 佐和子 (著)

陶芸家として著名であった父に反発し、地道に焼き物の製作を続けている省造は、ある日美しい青磁の壺を焼き上げた。壺はデパートで売られ、変われ、盗まれ十余年後に思わぬ形で再び省造と対面する。壺を手にした人々は何を思いどう生きてきたのか。
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『アマテラスの暗号(下)』伊勢谷 武 (著)

父の死の真相を探るため、元同僚たちと日本へやってきた賢司。古い歴史を持ついくつもの神社をめぐりその成り立ちや伝承を聞くなかで、思いもかけなかったいくつもの衝撃の真実を知る。一方、ある重要な手がかりとなる絵を探している中国関係者の動きも激しくなる。
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『アイネクライネナハトムジーク』伊坂 幸太郎 (著)

妻と娘に出て行かれてしまったサラリーマン、会ったことのない電話での声しか知らない相手を好きになった美容師、かつて自分をいじめていた相手と仕事の場で遭遇してしまったOL。人生はうまくいかないことも多いけれど、日常の中で奇跡が起こることもある。そんな小さな奇跡を集めた連作短編集。
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『旅の終わりに君がいた』いぬじゅん (著)

季俣埜乃は婚約者に別れを告げられ、仕事も失った。最後の晩餐を、と考えていると1台のキッチンカーが目に止まる。「メニューはない」とぶっきらぼうに告げる店主から出された料理は埜乃にとって思い出のある懐かしいもの。その味に、知らず埜乃は涙を流す。
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『アマテラスの暗号(上)』伊勢谷 武 (著)

ゴールドマン・サックス元トレーダーの賢司はある日一本の電話を受けた。日本で古い歴史を持つ神社の宮司だった父親が、何者かに銃殺されたというニューヨーク市警からの連絡だった。父の死の真相を探るため賢司は友人たちと日本へ向かう。