小説・人文

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『か「」く「」し「」ご「」と「 』住野 よる (著)

高校二年生の五人のクラスメイト。彼らはそれぞれに、人にはない特別な力を持っている。何かの役に立つようなものでもないけれど、この能力のおかげで彼女のことがどうも気になってしまう。それぞれが持つ能力から見えてくるお互いへの思いを描き出す青春小説。
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『ひとりでカラカサさしてゆく』江國 香織 (著)

大晦日の夜、東京駅から近いホテルに集まったのは八十六歳の篠田完爾、八十歳の重盛勉、八十二歳の宮下知佐子の三人。長い付き合いである彼らはバーラウンジで昔話に花を咲かせた後、ホテルの一室で猟銃自殺した。なぜそんなことが起こったのか。
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『たまごの旅人』近藤 史恵 (著)

遥は子供の頃からの念願がかなって海外旅行の添乗員に。風光明媚な景色や美味しい料理をアテンンドし、参加客たちの特別な瞬間に寄り添う。そんな仕事にやり甲斐を感じ、楽しさと喜びを感じ始めた頃、予想外の事態が発生する。
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『とわの庭』小川 糸 (著)

盲目の少女とわは、大好きな母と二人で暮らしている。母は本を読んでくれて、庭の木や草花、飛んでくる鳥などから移りゆく季節を教えてくれた。しかし、ある日母はいなくなった。孤独な闇の中で生き延びた少女は、そこから自分自身の人生を歩き出す。
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『虹いろ図書館のへびおとこ』櫻井 とりお (著)

学校へ行けなくなった小学六年生の火村ほのかがどりついたのは古い図書館。そこには体の半分が緑色をした司書のイヌガミさん、謎の少年スタンビズくんがいて、たくさんの本があった。彼らや物語たちと出会ったほのかは少しずつ自分の世界が動き出すのを感じて…。
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『羊は安らかに草を食み』宇佐美まこと (著)

俳句教室で知り合った八十歳のアイ、七十七歳の富士子、八十六歳の益恵の三人は仲の良い友人。アイと富士子は益恵の夫から依頼され、認知症になった益恵を連れて、三人で益恵の人生をたどる旅に出る。
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『笑うマトリョーシカ』早見 和真 (著)

人を惹きつける魅力に溢れ、47歳という若さで官房長官の座にのぼりつめた清家一郎。彼がもし誰かの操り人形だったとしたら?彼を操る人物とはいったい誰なのか。
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『オオルリ流星群』伊与原 新 (著)

父の薬局を継いだ久志。店の売り上げは右肩下がりで手を打たねばと思うが気力が湧いてこない。そんな折、天文学者になった高校時代の同級生・彗子が帰郷したとの知らせを耳にする。地元の地に手作りの天文台を立てるという彗子の計画に、高校の文化祭でともにタペストリーを作ったメンバーが集まった。
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『横浜コインランドリー 今日も洗濯日和』泉ゆたか (著)

ヨコハマコインランドリーで働く茜は仕事にもだいぶ慣れてきた。ある日スマホを手に若者たちが次々と店にやってきた。インフルエンサーの琴美がSNSで紹介したことがきっかけらしい。茜は彼女がふと見せる寂しげな横顔が気になってしまう。
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『厭世フレーバー』三羽 省吾 (著)

リストラされ家でゴロゴロしいていた父親が失踪した。母は酒浸りとなり、高校生の姉は夜遅くまで遊び歩き、兄はやたらと口うるさくなり、爺さんのボケは加速。中学生の末っ子は部活をやめ、高校へ行かず働くことを決意する。そんな家族に隠された秘密とは。