歴史・時代小説

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『くわいの丸煮 木挽町芝居茶屋事件帖』篠 綾子 (著)

風が冷たさを増し、体が温まるものを人々が求める季節。行方不明の弟を探しにきたという女客と息子の二人連れがやってきます。鬼勘も絡み、人探しに協力することになった喜八たち。そこから次々と驚きの事実が明らかになり…。
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『黒牢城』米澤 穂信 (著)

日の出の勢いの織田信長に叛旗を翻した男、伊丹郷の有岡城城主、荒木摂津守村重。その村重を説得しようとやってきたのは良将、黒田官兵衛。村重は官兵衛の言葉を受け入れず、彼を捕らえ地下の土牢へつなぐ。城内で起こるいくつもの事件の真相を、村重は地下牢の官兵衛に問うのだが…。
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『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続』宮部 みゆき (著)

江戸は神田の三島屋は人を招き、いっぷう変わった百物語をしている。聞き手である富次郎は、従妹おちかがお産を控えていることもあり、しばらく百物語を休むことに。そんな富次郎のもとへとやってきた豊かそうな身なりをした老夫婦が語ったたのは、かつて村人たちを襲った「ひとでなし」という化け物の話だった。
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『共謀小説家』蛭田 亜紗子 (著)

男の世界であった明治時代の文壇。十七歳の少女、宮島冬子は小説家になることを夢見て文学者・尾形柳後雄のもとで女中として働きながら執筆に励んでいた。そんなある日、冬子は尾形から、作品を書き上げるために協力を求められるのだが…。
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『旅立ちの空 お江戸縁切り帖』泉 ゆたか (著)

江戸で縁切り状の代書をしている「縁切り屋」のお糸は、結婚の約束をした熊蔵とかつて付き合いのあった美和との間に熊助という息子がいたことを知り衝撃を受ける。今一度、自分の思いに目を向け、この縁にしっかりと決着をつけようと、美和と熊助の元へ向かった熊蔵に会いにいくお糸だが。
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『幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下)』髙田 郁 (著)

昭和九年(一七七二年)、江戸で起こった「行人坂の大火」は多くのものを焼き尽くした。大坂天満に本店を持つ呉服商「五鈴屋」。江戸店を構えた店主の幸をはじめ、店に関わりのある人々を描いた物語。創業百年を迎えた五鈴屋は次の百年に向け歩き出す。
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『いわいごと』畠中 恵 (著)

神田町名主の跡取り息子、麻之助の元に、何と縁談が三つもやってきた。三人とも町名主の娘であり、うち一人は江戸でいちばんの美人。しかし、どの娘もなにやら事情を抱えているようで…。話がまとまらず周囲の人々が気を揉む中、ついに麻之助は祝言をあげることに。
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『京の恋だより 眠り医者ぐっすり庵』泉 ゆたか (著)

千寿園の跡を継ぐ者として、お茶のもてなしの心を学ぶため京へ修行に出ることとなった藍は、和尚とともに向かう京への道中で、また、たどりついた京でも眠りについて悩む人々と出会う。若き医者・幸四郎の手伝いをすることになった藍。彼は兄・松次郎のことを知る人物だった。
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『菊花ちらし 木挽町芝居茶屋事件帖』篠 綾子 (著)

芝居茶屋かささぎに下総から江戸へ遊びに来たという、美人のお菊とぼうっとした大男が店にやってきた。そこへ店にいた久作と名乗る男がお菊に化粧水を買わないか、と声をかける。その様子を見ていた喜八は、その販売方法がどうも気になり…。
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『薫そうめん 木挽町芝居茶屋事件帖』篠 綾子 (著)

蒸し暑いさなか、雨が降る。木挽町の芝居茶屋「かささぎ」では芝居好きの老人・岩蔵と、金貸し屋の奉公人をしている若者・長助が相席に。芝居談義で盛り上がっていいたが、岩蔵の放った言葉が場を白けさせてしまう。