角川文庫

イラストブックレビュー

大学の腐敗人事と男女の愛憎劇が複雑に絡む

『葦の浮船 新装版』松本 清張 (著) のイラストブックレビューです。大学の助教授を務める小関はこれといった業績もなく、見た目も野暮ったい。一方、同僚の折戸は秀才型で著書も何冊も出しているし、スマートな容貌で女性からも人気がある。折戸は知り合った人妻と不倫関係になり、さらに小関が好感を持つ知り合いの女性にまで手を出そうとするのだが。
イラストブックレビュー

人間のクズたちの本性を呼びさます魔性の女

『本性』 伊岡 瞬 (著) のイラストブックレビューです。私立中学の教師をしている40歳の尚之は、お見合いパーティーで「サトウミサキ」と出会う。彼女に夢中になった尚之は逢瀬を重ねる。しかし、結婚の話が進むにつれ、ミサキは不審な行動を見せ始める。関わる人間を破滅させる女、サトウミサキの正体とは。
イラストブックレビュー

笑いと冒険に満ちたかのこちゃんとマドレーヌ夫人の日々

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』万城目 学 (著)のイラストブックレビューです。かのこちゃんは小学一年生の女の子。かのこちゃんの家では年老いた柴犬の玄三郎と、アカトラの猫、マドレーヌを飼っている。猫にとっての外国語、すなわち犬語を理解できるため、猫仲間からはマドレーヌ夫人と呼ばれている。
イラストブックレビュー

江戸川乱歩作品が現代バージョンで華麗に舞い降りる

『Dの殺人事件、まことに恐ろしきは』歌野 晶午 (著) のイラストブックレビューです。人気作家、原口涼花の携帯に、一通のメールが送られてきた。そこにはたったひとこと、「ますますご活躍のようで(笑)」とある。その日から、執拗にメールが送られはじめ、どうやら日常がのぞかれていることに気づいた涼花がとった行動とは。
イラストブックレビュー

謎多きナルの正体がついに明らかに!?

『ゴーストハント7 扉を開けて』小野 不由美 (著) のイラストブックレビューです。能登での事件を解決し、東京へ帰るべく車を走らせていた一行は、道に迷ってしまう。辿り着いた先は、ダム湖。そこでナルは「オフィスは戻り次第、閉鎖する」と一行に告げる。そこへ廃校になった小学校の調査依頼が。幽霊が出るという校舎に潜んでいるものは何なのか。
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「ホルモー」をめぐる奇妙で愉快な人間模様

『ホルモー六景』万城目 学 (著)のイラストブックレビューです。京都の選ばれし大学生メンバーが特殊な戦いをくり広げる「ホルモー」。この戦いに参加したメンバーたちの大学生活、恋、バイト、そして不思議な体験。戦いの場以外でも彼らは泣き、笑い、葛藤している。過去、現代、京都、東京。時を、場所を変えてホルモーの気配は脈々と受け継がれていく。
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深みを増す!?混迷の極み!?衰え知らずのサイバラワールド

『できるかなゴーゴー!』 西原 理恵子 (著) のイラストブックレビューです。楽器をさわったことがない&インチなサイバラが、バンドを組んでCDデビュー!?練習合宿から初ライブまで、無謀なチャレンジを描いたバンド編のほか、山口晃氏との画力対決、ガーナで自分の棺桶製作など、そのムチャぶりがすさまじい「できるかな」シリーズ第5弾。
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創造と芸術の女神が男に与え、そして奪ったものとは

『ばるぼら』 手塚 治虫 (著) のイラストブックレビューです。小説家、美倉洋介は耽美派の天才として名声をほしいままにしていたが、自分の欠陥部分を隠して生きていた。ある日、新宿駅で奇妙な女、バルボラを拾い、同居をはじめる。アッルコール依存症で自堕落なバルボラだが、美倉のミューズとして次第に存在が大きくなっていく。
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老舗料亭一族を襲うものの正体とは

『ゴーストハント6 海からくるもの』小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。日本海に挑む岬の上に立つ、能登の料亭、吉見家は、代替わりのたびに、多くの死者を出すという。古い伝説が残るこの土地に暮らす一族に襲いかかるものの正体は何なのか。
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いつの間にか体も心も太っていませんか?

『牛姫の嫁入り』 大山 淳子 (著) のイラストブックレビューです。江戸時代中期。派遣忍者業を営んでいる女忍びのコウは、旗本・加納家からある依頼を受ける。それは下妻藩主・藤代家の末娘・重姫と加納家の息子を引き合わせる「誘拐見合い」だった。重姫をさらうべく屋敷へ忍びこんだコウと相棒の守市が目にしたものとは。