講談社文庫

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『福猫屋 お佐和のねこだすけ』三國 青葉 (著)

十八年連れ添った夫の松五郎が突然亡くなり、お佐和は塞ぎこみ食事も摂らず、1日中布団をかぶって寝ていた。そんなお佐和のもとに、ある日一匹の猫が迷い込む、お佐和はこの猫に福と名付け、世話をするうちに少しずつ立ち直っていく。そんな福にネズミを捕ってほしいい、という依頼が入ったことで、お佐和は猫へ何か恩返しとなるような商売はないものか、と思いをめぐらせる。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『猫は知っていた 新装版』仁木 悦子 (著)

仁木雄太郎と悦子の兄妹は、友人の世話で箱崎医院の二階の一部屋を借りることになった。ところが兄妹は奇妙な連続殺人事件に巻き込まれる。防空壕に作られた秘密の抜け穴、蛇毒の塗られたナイフ、そして行方不明ののち、殺人現場に現れた猫。素人兄妹探偵が事件の真相に迫る。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー『人生オークション』原田ひ香 (著)

不倫の果てに刃傷沙汰を起こしたりり子叔母さんは、離婚してアパートで一人暮らしを始めることに。就活に失敗してアルバイト中の瑞希は、りり子の引っ越しの荷物整理を手伝う。多くの荷物を目の前にして、二人はネットオークションを利用してどんどん不要なものを処分していく。
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『最果てアーケード』 小川洋子 (著)

狭い通路のほんの数十メートル先は行き止まり。その通路沿いに数件の店が並ぶ、世界で一番小さなアーケード。それぞれの店が取り扱うのは使い古しのレース、義眼など、一体誰が何のために買うのか?と思うような品たち。店を必要とする客がやってくるのをひっそりと待ち続けている。
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『6時間後に君は死ぬ 』高野 和明 (著)

六時間後に二十五歳の誕生日を迎える美緒は、渋谷で若い男から遠慮がちに声をかけられた。ナンパかと思いきや、青年の口から出た言葉は「六時間後に君は死ぬ」というもの。他人の未来が見えるという青年・圭史とともに、美緒を殺そうとしている犯人を見つけ出そうとするのだが、時は刻一刻と迫ってくる。
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『死体を買う男 』歌野晶午 (著)

休筆していた乱歩は才能の限界を感じ、自殺を考え紀州白浜の三段壁へやってきた。いざ海へ飛び込もうとする彼を助けたのは高貴な顔をした若く美しい青年。そして夜中、青年は首を吊って死んでいるところを発見されますが、警官が現場へ向かうと死体は消えていて…。乱歩と朔太郎が事件の謎に挑む。
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あなたはこのラストをどう解釈しますか?

出版社で働く如月鳥有は、女子高生の舞奈桐璃とともに雑誌の取材のために和音島へとやってきた。かつてこの島で共同生活を送っていた男女が、二十年ぶりにここへ集う。しかし、滞在している館の主人が死体となって発見される。
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騙された母親の復讐のためにあいつらが再び動き出す

詐欺師稼業から足を洗い、持ち前の口の上手さを生かして実演販売士をしている武沢竹夫。彼の仕事を何度も見にくる中学生・キョウは武沢に実演販売を教えて欲しい、と頼む。特技として実演販売を身につけ、あるテレビ番組に出演し、賞金を手に入れたい。キョウがお金を欲しがるのには驚くべき理由があった。
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女子高生陰陽師が論理と占いで謎を解く

東京から四国ののどかな温泉街・実予に越してきた女子高生、水里あかね。少々変わったところのある小諸るいか、通称・コモといっしょに帰宅した時から、百鬼夜行や鬼女などに襲われはじめる。何者かによるその強力な呪いは、ついに校舎爆破、生徒の飛び降り事件にまで発展してしまう。
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未曾有の犯行動機に戦慄が走るサスペンスミステリー

東京の繁華街で次々と起こる猟奇的な殺人事件。その犯行動機や死体を陵辱する様子を犯人目線で描く。そして退職した元警部が被害者の妹とタッグを組み、犯人を見つけ出すべく奔走する。新たな被害者が出る前に、彼らは犯人を捕らえることができるのか。