朝倉 かすみ

イラストブックレビュー

人生の秋を過ごす女性たちの日々の物語

『たそがれどきに見つけたもの』朝倉 かすみ (著)のイラストブックレビューです。人生を八十年として、それを四で割る。すると、今年五十のわたしは、秋の真ん中にいるということで。ある日、高校時代の友人からかつて好きだった男の子の名前が出てきて。人生の秋の季節を過ごす男女を描く、切なく優しい短編集。
イラストブックレビュー

サッパリとしているのに絶妙な熱さを持つ恋愛物語

『恋に焦がれて吉田の上京』 朝倉 かすみ (著) のイラストブックレビューです。札幌で両親と弟、そしてハムスターの枇杷介と暮らす23歳の吉田苑美は、はじめて恋をした。相手は40男のエノマタさん。東京へ行った彼を追いかけ、ストーカーまがいのことをして、ただひたすらに彼のことを知ろうとするのだが…。
イラストブックレビュー

自分の押したスイッチはどうだったかとふり返りたくなる

『ぼくとおれ』朝倉 かすみ (著) のイラストブックレビューです。同じ日に同じ病院で生まれた二人の男。彼らが40歳になった時、それぞれがどのような人生を生きてきて今に至っているのか、そしてどこへ向かっていくのか。昭和から平成への世相を絡めながら描き出す物語。
イラストブックレビュー

少女たちの「無敵」の裏に漂うもの悲しさ

『少女奇譚 あたしたちは無敵』 朝倉 かすみ (著)のイラストブックレビューです。彼女たちの無防備な強さは私たちに忘れてしまった何かを思い出させてくれるのです。
コラム

心の中は熱いのに表に出るサッパリ感が絶妙な北海道の作家たち

北海道出身、あるいは在住の作家さんたちの小説・エッセイを紹介します。