白石睦月

ブックレビュー

家族が、日々の食卓が愛おしく感じられる物語

『母さんは料理がへたすぎる』 白石睦月(著)のブックレビューです。三年前に父を亡くした山田家では高校一年生の龍一郎が、三つ子の妹たちと働く母親の世話を一手に引き受けている。料理を作ることは嫌いではないけれど。悩んだり、守られたりしながらそれぞれが成長していく物語。