のこ
こちらは「死んだ人間」で構成される
秘密組織がテロと闘うお話よ。
ぬこ
おお!第2弾だな。
今回の相手はテロか〜
のこ
公安から切り離された
ある人物も登場するのよ。
ぬこ
公安も絡んでくるのか。
少ない人数でどうやって闘うんだろうな。
『警視庁特任捜査官グール 公安のエス』 鷹樹烏介 (著) 宝島社文庫
あらすじ
国際感染症学会の臨時総会が東京で開催されることになり、複数のテロ組織が犯行声明を予告。
「死んだ人間」で構成される警察の非合法組織「互助会」はテロ組織壊滅に動き出す。
作戦の鍵を握るのは公安から切り離された、ある一人の男だった。
テロに対抗するのは「死人」
テロなどの対応について法整備などもまだまだ脆弱な日本。
互助会は、戸籍上「死亡」となっている元警察官で構成されており、警察内部でもその存在を知る者はわずかです。
司令塔の伊藤を中心に、武闘派の黒澤、ハッキングの達人・魔法使い(ウィザード)、凄惨な過去を持つ吉津、設備担当の森川がメンバーです。
高い感染力を持つウィルスが日本に運び込まれた背後には、何が潜んでいるのか。
日本の情報を流している人物を探るため、伊藤は公安と関係を持つ男、諸角と接触します。
まとめ
場数を踏んできた「幽霊」たちとの対決は凄まじいものがあります。
メンバーの中では実践は得意ではないように見える伊藤が見せた、今回の闘いでの変化が気になります。
「死んだ」存在となってもなお、自分がすがろうとうする正義は何か。
彼は常に考え続けているのです。
<こんな人におすすめ>
超法規手段で悪に立ち向かう非公式の警察組織の話に興味がある
テロが起きたときの日本がどんなようすかを描いた話を読んでみたい
鷹樹烏介のファン
リンク
ぬこ
伊藤がなんだかバージョンアップ
してるぞ!!
のこ
常に自分の「正義」と向き合い
悩む姿に人間臭さを感じる
新しいヒーローね。
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