のこ
こちらはある料理研究家が
あるレストランチェーンの
メニューを考えるにあたり、
企業側と衝突してしまうお話よ。
ぬこ
なんだろう。使う食材が
NGとか?予算の問題とか?
のこ
糖質制限メニューを考案したの
だけれど、日本の農業を応援する社長と
意見が真っ向からぶつかるの。
ぬこ
糖質制限メニューはヘルシーで
悪くないと思うけどなあ。
まあ糖質制限というとコメが
悪者というイメージもあるけれど…
『甘い罠』 鏑木 蓮 (著) 講談社文庫
あらすじ
ヘタなタレントよりも美しい容姿を持つ、料理研究家の水谷有明は、和食レストランチェーンのメニュー監修を依頼された。
糖質制限食を中心にしようとしたところ、社長と意見が真っ向から対立。
さらに有明の進退をかけ、かつての師匠と対決することに。
有明の料理研究家としての未来、そして日本人の主食でもある糖質の未来はどうなるのか。
糖尿病になってしまった父親が、糖質制限食により大きな体調の改善が得られたことで、糖質についてよく調べ、健康のためにも糖質制限食がベスト、と考えた有明。
しかし日本の農業を応援し、その作物を消費者に食してほしいと考える社長と意見が対立。
料理研究家生命をかけて、尊敬する師匠と料理対決をする有明ですが。
まとめ
日本の食文化は米抜きでは語れません。
糖質を悪と決めつけるのではなく、年齢や環境、体調によって上手に取り入れること。
そして、生産者、販売者、料理家の立場や考えがよくわかる物語です。
<こんな人におすすめ>
糖質は太るからとにかく良くない、と思っている
やたらと糖質オフを声高に叫ぶ世の中に疑問を感じている
鏑木 蓮のファン
リンク
ぬこ
やたらと糖質オフを
叫ぶのも良くないな。
きちんと調べて正しく利用せねば。
のこ
糖質制限とは何かということ、
そして美味しい食材を作り育ててくれる
日本の農業についても知ることができる
物語ね。
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