言葉にできないものを言葉にしてくれるエッセイ

のこ
のこ

こちらは芥川賞作家が綴る

日常エッセイよ。

ぬこ
ぬこ

芥川賞作家…。

小難しい文学的表現を

使ったりしている?

のこ
のこ

いいえ。ちょっぴりユーモアを

交えながら、心の奥底に感じる

ものを淡々と言葉に置いているの。

ぬこ
ぬこ

ユーモアがあって冷静に…

読んでみたくなってきたぞ!

『二度寝とは、遠くにありて想うもの』

津村 記久子 (著) 講談社文庫

あらすじ

国籍を問わず道を尋ねられる「道訊かれ顔」を持ち、布団が好きすぎるあまりついには話しかけ、「いい年」という言葉に萎縮する。庶民派・芥川作家が綴る、味わい深い日常エッセイ。

当初は会社で働きながら、小説を執筆していた著者。上京するときに乗る新幹線での過ごし方や、執筆作業の際に自分の中で起こっていることなど、客観的に自信をヘタレとして見つめながらも、はしゃぎすぎないユーモアを持ち、時には仕事で遭ったパワハラなどもサラリと描いています。

まとめ

スポーツ観戦に美術鑑賞など、引き出しの広さに感心してしまいます。と同時に、スポーツや美術を目にして「うわぁ」と感じる、なんと言葉にしたら良いのかわからないものを、いくつも言葉にしてくれています。甘いだけじゃない。まさに「味わい深い」エッセイ。

<こんな人におすすめ>

思わずクスッと笑ってしまうエッセイを読みたい
感動やモヤモヤなど言葉にできないものを描いたエッセイに興味がある
津村 記久子のファン

ぬこ
ぬこ

「わあ」としか感じられないことを

いろんな言葉で伝えてくれるって

さすが作家だなあ。

のこ
のこ

ヘラリとしているようだけれど

サラッと深い言葉を落としていく。

そんな味わい深さを感じるエッセイね。

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