のこ
こちらは保育園で働く
男性保育士の奮闘を描く
お仕事小説よ。
ぬこ
男性保育士かあ。
保育士の仕事も、親との絡みが
あったりしていろいろ大変
なんだろうな。
のこ
そうなの。親の問題もさることながら
保育園存続の危機にまで立たされてしまうのよ。
ぬこ
そりゃ大変だ!!
どうやってこの問題を乗り越えて
いくんだろう?
『戦うハニー 』 新野 剛志 (著) 角川文庫
あらすじ
認可外保育園に勤めることになった星野親、27歳。
その保育園は、事情を抱えた家庭の子供が集まることで有名な園だった。
精神状態が不安定な母親に父母同士の不倫…。
そんな中、園の運営形態について市から指摘され、存続の危機に立たされてしまう。
大手企業を退職し、「みつばち園」で働くことになった星野。
おおらかな園長、無愛想な先輩、皮肉上手な同僚などの女性スタッフに囲まれながら、大好きな子供たちに関われる喜びを胸に、日々仕事に励んでいました。
しかし、子供に食事を与えない、注意したら逆ギレする、父母同士で不倫など、親に問題アリなケースも。
おまけに市からは、今までスルーだった運営形態に指摘が入り、園は窮地に立たされます。
まとめ
親にどんな事情があろうと、子供に罪はありません。
成長を続ける子供に対し、子育てに「待った」はないのです。
そんな子供や、時に親の気持ちに寄り添う保育士たちの奮闘ぶりに胸が熱くなり、頭を下げたくなる物語です。
<こんな人におすすめ>
保育園の現状に興味がある
日本の育児環境における問題点を突いた物語を読んでみたい
新野 剛志のファン
リンク
ぬこ
子供の成長は待ったなし、だもんなあ。
保育士の仕事って尊い…。
のこ
保育士の情熱に感動するとともに、
現代の保育園の問題点や現状も
よくわかる物語よ。
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