のこ
こちらは街中を恐怖に陥れた
『連続殺人鬼カエル男』の第2弾よ。
ぬこ
うえ〜 あの恐ろしい殺人鬼が
また登場するのか?
捕まってなかったっけ?
のこ
入院治療していたのだけれど退院したの。
そして次々と凄惨な殺人事件が起こり
現場には犯行声明文が残されるのよ。
ぬこ
今度こそこのシリアルキラーを
捕らえることができるのか!?
『連続殺人鬼カエル男ふたたび』 中山 七里 (著) 宝島社文庫
あらすじ
世間を恐怖のどん底に陥れた飯能の「カエル男連続猟奇殺人事件」。
十ヶ月後、事件を担当した精神科医・御前崎教授の自宅が爆破され、その場所から粉砕された死体と、カエル男の犯行声明文が発見された。
行動エリアを広げたサイコキラーはまたしても人々を恐怖に駆り立てる。
刑法三十九条により、罪を問われず入院治療を受けていたカエル男こと、当真勝雄が退院していました。
そして現場には、彼の筆跡による稚拙な犯行声明文。
電車にひかれ、ひきちぎられる、濃硫酸のプールに浸り頭部以外が溶ける…など人間の姿をここまで変えてしまうことができるのか、という強烈な殺人現場が次々と登場し、背筋が凍るような思いがします。
まとめ
操作における警察のジレンマや、医療刑務所運営上のリアルな問題点など、日本警察の脆弱さという観点から見ても読み甲斐のある物語です。
ただし、食事中に読むのはオススメしません。
<こんな人におすすめ>
シリアルキラーの復活劇に興味がある
どこまでも残忍な殺人劇を読んでみたい
中山 七里のファン
リンク
ぬこ
こんな殺し方怖すぎるだろ…ガク((( ;゚Д゚)))ブル
のこ
医療刑務所の体制といった、私たちの
目が行かないような警察の問題点なども
描いているミステリーね。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。