こちらは池袋ウエストゲートパーク
シリーズの第15弾よ。こちらは
外国人留学生から搾取する組織を
マコトたちが調べていくの。
日本てそんなに人気があるのか?
良い評判も今は昔、って感じもあるけど。
確かにそんな部分もあるかも。
日本に期待をしてやってきた
外国人留学生を苦しみに追い込む
日本語学校が存在するのよ。
なんだと!!日本という国に
絶望させたくないな。
マコトとタカシに頼んで成敗して
もらわないと!!
『絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV』
石田 衣良 (著) 文春文庫
あらすじ
池袋北口にある日本語学校には多くのアジア系外国人が通っている。
そこに通うベトナム出身のミンは無国籍居酒屋でアルバイトをしているのだが、最近様子がおかしく、留学ビザの上限を超えて働いているかもしれないので調査してほしい、と居酒屋のオーナーからマコトへ依頼が入った。
アルバイトや住居、寝具まで斡旋するというこの学校が若者たちから搾取する仕組みを暴くために、マコトとキングが動き出す。
劣悪な環境に苦しむ外国人留学生たち
高校の同級生で無国籍居酒屋オーナーシェフのキミアからの依頼を受け、日本語学校について調べたマコトは、学校が斡旋しているというバイトや住居の様子を見て、からくりに気づきます。
さらにミンの話を聞くと、彼女は兄の分とともにベトナムに三百万円ほどの借金があるのだとか。
借金を返すために、居酒屋に加えガールズバーで働いており、金が足りなければさらに風俗なども紹介する、とミンは学校から言われていました。
さらに日本へいっしょに来た兄が行方不明になっているのだ、とも。
日本という国に絶望した彼らを救うため、マコトはGボーイズの力を借り、タカシとともに乗りこんでいきます。
まとめ
勉強しながらバイトをして、仕送りもして、街もきれいで…。
と夢に描いていた日本と全く違う面を突きつけられ、劣悪な環境に置かれている留学生たち。
ダークな状況に鼻の効くマコトと、氷の王様キングことタカシとのタッグが力強く闇を切り裂きます。
キングのかつての親友が登場したりと、これまでにないタカシの一面も垣間見える、闇社会のヒーローたちを堪能できる物語です。
<こんな人におすすめ>
劣悪な環境に苦しむ外国人留学生を描いた話に興味がある
池袋ウエストゲートパークシリーズのファン
石田 衣良のファン
タカシの友達思いな
ところが垣間見えて(〃♡ω♡〃)キュン
マコトとタカシが日本の
希望につなげていってくれるのね。
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