こちらはTDLで働く清掃員の
女の子がアンバサダーを目指す姿を
描いたお話よ。
前作も夢の国のあんなことや
こんなことまで描かれている!
と話題だったよなあ。
そうなの。この第二弾では
前作に登場した人物たちも
現れるのよ。
それも楽しみだな。
ところで清掃員からTDL花形の
アンバサダーを目指すとは!!
どんな風に頑張るんだろうな。
『ミッキーマウスの憂鬱ふたたび』
松岡圭祐 (著) 新潮文庫
あらすじ
19歳の永江環菜は東京ディズニーランドで清掃のアルバイトをしている。
TDRの親善大使、アンバサダーの募集があり、環菜は意を決して立候補する。
周囲から不可能だという声を受けながらも、ひたすら夢に向かって走り続ける環菜はやがて注目を浴びるように。
そしていよいよ迎えた選考日当日、園内では環菜たちを巻き込む大騒動が起こる。
清掃フタッフがアンバサダーに立候補!?
キラキラしていて、スタッフは笑顔で楽しそう。
そんな理由で働き始めたディズニーランドの現実は、予想と違い、精神的にも肉体的にも厳しいものがありました。
それでも環菜はTDRが好きで仕事を頑張っていますが、母親は「清掃の仕事なんて…」と思っているようです。
そんな中、たった1名が選ばれるアンバサダーが新たに募集される事を知り、環菜は胸のときめきをおさえられず、応募します。
ダンサーなど華やかで、歌やダンスなどの特技を持つ人物が就任してきたアンバサダー。
何の特技も持たない、なおかつ清掃係という立場でどのようにアピールしたら良いのか。
頭をひねり、作戦を立てる環菜に、協力の手を差しのべてくれる人々が現れます。
そして選考会当日、閉園後の園内に不審者が…。
まとめ
自分の仕事や自分自身に自信が持てない環菜。
しかし、彼女なりの方法を見つけ出すと、ただひたすらに努力します。
そうして花開いていく彼女の姿には感動を覚えます。
どうせ…でも…とくじけながらも何度も立ち上がる環菜を応援したくなる、胸が熱くなるお仕事小説です。
<こんな人におすすめ>
ディズニーランドの舞台裏に興味がある
ディズニーランドで働く人々の苦労や喜びを描いた話を読みたい
松岡圭祐 のファン
自己肯定感が低いんだけど
その低いなりに頑張ろうとする姿に
思わず涙が…(T ^ T)
全力で取り組む人間には
夢が後からついてくるものなのかも
しれないわね。
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