こちらは『小間もの丸藤看板姉妹』
シリーズ第5巻よ。妹・桃が嫁入り、
そして里久にも縁談の話がくるの。
おお〜 いよいよ嫁入りか!!
桃は想いを寄せる耕之助と
一緒になれたのかな。
そして里久にも縁談が??
嫁になれるのか??
そこは大店の娘たちだもの
またひと騒動あるわけだけど。
二人がそれぞれの道を歩き出すのよ。
なるほどなあ。
ふたりはどんな道を選んだんだろう。
『ふたりの道 小間もの丸藤看板姉妹(五) 』
宮本 紀子 (著)ハルキ文庫
あらすじ
江戸は日本橋伊勢町にある小間物商の丸藤。
手代として店を支えていた吉蔵が、実家の味噌屋を継ぐため、丸藤から去ることになった。
吉藏は店を出るその日までに、総領娘の里久へ商人としての知識、自覚、そして覚悟を教えこむ。
そして妹・桃の嫁入りや里久の縁談など、看板娘たちの明日への道が見えてくる「小間もの丸藤看板姉妹」シリーズ完結篇。
里久の商人としての覚悟と桃の嫁入り
吉蔵の見事な商いの手腕に尊敬のまなざしを向ける里久。
しかし吉蔵は実家の店の主となるため、丸藤をやめることに。
里久はその事実をなかなか受け入れることができません。
しかし、吉藏から商人としての全てを教わり、新たな手代として丸藤を背負っていくことを決意します。
一方、里久の妹、桃は耕之助に思いを寄せています。
長屋で一人暮らしをする耕之助に米を舂米屋を継がないかという、願ってもない話。
ところがこれを断ってしまった耕之助。
そんな彼に対して桃が取った行動とは。
また、里久のもとにふってわいた縁談話。その相手となる人物とは。
まとめ
里久と桃、それぞれに成長を重ね、自分のことでせいいっぱいだった娘の時分から家のこと、店のこと、伴侶となる人と歩む人生などに目を向けていきます。
そして迎える結末は、それぞれが選んだ道を、自分なりのペースで歩いていくのだという新たな決意が伝わってきます。
彼女たちの先々の幸せを願わずにいいられない、感動のシリーズ最終巻です。
<こんな人におすすめ>
店を継ぐ跡取り娘の姉と、小町と呼ばれる妹の姉妹が人生の岐路に立つ話を読んでみたい
「小間もの丸藤看板姉妹」シリーズのファン
宮本 紀子のファン
終わっちゃったのおぉぉ
さみしいぃぃ〜〜。 ・゚・(ノД`)・゚・。
二人とも幸せになって欲しいぃ〜〜
数年後の姉妹がどうなっているのか
を描いた番外編をぜひ読んでみたいわね。
二人の成長と生き様に感動する
シリーズ最終巻ね。
「小間もの丸藤看板姉妹」シリーズのイラストブックレビューはこちらからご覧いただけます。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。