こちらは猫の目線で見た
人間の不思議な様子を描く
イラストエッセイよ。
まあ人間はあれこれ考えたり
わけわかんない行動して
無駄に疲れているイメージが
あるな。
断捨離に失敗したり
沈黙が苦手でむやみにはしゃいで
疲れたり。そんな人間の行動や
考え方を猫目線でゆるっと綴られて
いるの。
なんだか癒し効果も
ありそうだな。それじゃあ
ページをめくってみるか!
『吾輩こそ猫である』
チェ・ジニョン (著), 中川 里沙 (翻訳) 実業之日本社
概要
『充電中と言ってはスマホを1日中眺めている。人間はエネルギー効率が悪すぎる。』
『旅に出ようと思いついたのはいいけれど準備の段階で疲れてしまった。』
『今日は正しいことしかしゃべらないぞ!と決めたら1日中、ひと言も話さなかった。』
猫の目線で眺めてみれば、人間ってあれこれ悩んであちこち動き回って浮かれたり落ちこんだり、いったい何をやっているの?と感じているのかも。
そんな人間の不思議な言動や行動を、韓国で人気のイラストエッセイストが綴ります。
読めば肩の力が抜けて、ほっこりとした気持ちに。
完璧じゃない自分の姿に共感の嵐
『ショップで見つけた最後の一枚のTシャツ。運命のTシャツに出会えたと喜んでいたら、街中で同じTシャツを着ている人を何人も見てしまった…』
『「やればできる」と「やらないだけ」が力を合わせるとどんな潜在能力も封印できるらしい。』
『年を重ねると、好きなものはなかなか説明できないのに、嫌いなものはいくらでも説明できるようになった。嫌いなものは軽く流して好きなものをとことん好きにならなくちゃ。』
著者の日々考えること、できないことや気づきを、ゆる〜い雰囲気のイラストとともに描きます。
ついつい後回しにしてしまう、自分を良く見せようとしてしまう…など思わず「そうなんだよね」と頷いてしまいます。
まとめ
反省したり、同じことをくり返したりと人間にとっては問題であることも、猫にとっては「なんのこっちゃ」という話。
そのゆるさが、「やらねば!でも立てない…」という思いから「そうだよな〜。まあ自分のペースでやるか」と気持ちを軽くしてくれます。
何だかうまくいかない、やる気が出ないという人におすすめの、ゆるゆるイラストエッセイです。
<こんな人におすすめ>
最近物事がうまくいかない、停滞していると感じている
頑張る気力を持てない
力が抜けるような気軽に読めるイラストエッセイが好き
飼い主がうんうん頷いたり
クスクス笑ったりしてるぞ。
イラストを眺めているだけでも
リラックス効果がありそうだ。
うまくいくこともいかないことも
「それが自分」と肯定したくなるような
心も軽くなるイラストエッセイね。
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