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こちらは隣人が殺人鬼では
ないかと疑惑と恐怖の渦に
巻き込まれる男性を描いた
サスペンスミステリーよ。
![ぬこ](http://nukobook.com/wp-content/uploads/2020/09/ぬこ.jpg)
殺人鬼だって!?
なんでまたそう思ったんだよ。
![のこ](http://nukobook.com/wp-content/uploads/2020/09/のこ.jpg)
壁が薄くて隣室の音が
聞こえてくるのよ。
大きな物体を切り落とし
洗い流すかのような音が。
しかも近所で女性の遺体の一部が
発見されているわ。
![ぬこ](http://nukobook.com/wp-content/uploads/2020/09/ぬこ.jpg)
ひええ!!それじゃもしかして本当に
その隣人がシリアルキラー…?
こちらが疑っていることがバレたら
自分の命も危ないのでは!?
いったいどうなるんだ!!
『隣はシリアルキラー』中山 七里 (著) 集英社文庫
あらすじ
メッキ加工を主軸とする工場で働く神足友哉は、隣人の立てる物音で目を覚ました。
ぐし、ぐし、ぐし、ぐし。
ぎりっ、ぎりっ、ぎりっ。
どんっ。
ざああああっ、ざああああっ。
何か大きな物体を切り落とし、洗い流しているかのような物音。
そう、例えば人間とか…。
隣人の徐浩然は神足が文句を言っても日本語がわからない様子。
そんな中、工場の近くで女性の遺体の一部が発見される。
妄想ではなく現実の出来事なのでは、と徐を尾行した神足は怖ろしいものを目にしてしまい…。
不気味な隣人の正体はシリアルキラー!?
工場の寮で暮らす神足は、ここ数日隣室の物音で目が覚めてしまい、寝不足に悩まされていました。
大きな物を切り落とし、洗い流す音。
人を殺して切り刻んでいるのではと妄想を膨らませた神足はますます眠れなくなります。
隣人の徐が部屋から出てきたところをつかまえ、文句を言った神足ですが、日本語を理解できないのか、できないフリなのか、かわされてしまいます。
しかしすれ違った徐からは何とも言えない異臭が…。
近くで遺体の一部が発見されたというニュースもその疑いをより濃いものに。
ある夜、またしても隣室の物音を耳にした神足は、部屋を出た徐の後をつけます。
徐は人の気配のないベアリング工場の廃棄槽に何かを入れ立ち去ります。
時間を置き、神足がその何かをひきあげ中身を確認してみると、そこにはマネキンではない、本物の人間の腕が…。
まとめ
自分が疑われていると知りながら妙に落ち着き払い、何を考えているのか、どんな行動に出るのか予測がつかない徐の様子は何とも不気味です。
決定的な証拠を目にしてもなお、実名で警察に相談できない神足もまた、人には言えない秘密を抱えています。
そんな神足にとってかけがえのない存在である女性にまで、その魔の手は迫ろうとするのです。
何の取り柄もない一工場員である神足が、シリアルキラーから大切な彼女を守ることができるのか。
臨場感あふれるクライマックスシーンにハラハラドキドキ、思わず「ギャーッ!!」と叫んでしまう戦慄のホラーミステリーです。
<こんな人におすすめ>
隣人がシリアルキラーの疑いがあるサスペンスホラーを読んでみたい
殺される恐怖を追体験するようなハラハラドキドキのサスペンスに興味がある
中山 七里のファン
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ひええええ〜〜〜〜
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
思っていたところと別の場所から
押し寄せてくる恐ろしさ!!
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隣人の何を考えているのか
わからない不気味さと
迫り来る恐怖。ハラハラドキドキ
し通しの展開にページをめくる手が
止まらない、一気読み必至の
サスペンスホラーね。
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