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イラストブックレビュー

読み終わると「誰かの役に立ちたい」と思う物語

『ひかりの魔女 にゅうめんの巻』 山本 甲士 (著)のイラストブックレビューです。料理が上手、武道の使い手、人をいい気持ちにさせる名人の、スーパーおばあちゃんことひかりばあちゃんが活躍するシリーズ第2弾。、崖っぷちの人々の前に現れ、その料理や人脈を使って、彼らを笑顔に変えていく。
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「幸せ」の価値観を改めて考え直してみる本

『しょぼい喫茶店の本』 池田達也 (著) のイラストブックレビューです。就活に失敗し、人生に行き詰まった著者が、喫茶店を開くまでと、回転してからの経緯を綴る、数々の奇跡的な出会いや出来事が起こる、嘘のようなホントの話。
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補欠だからこそ見えることとできること

『ホケツ! 』 小野寺史宜 (著)のイラストブックレビューです。母を亡くし、伯母と同居している高校三年生の宮島大地、引退を控えたサッカー部ではいつも補欠。メンバーの手助けをしたりするのは楽しいが、伯母には「レギュラーだ」と嘘をついていた。進路に悩んでいるとき、十二年前に家を出た父親から突然連絡が入り、伯母とともに会うことになるのだが。
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猫が残していった爪痕がいつまでも心に残る

『猫鳴り』 沼田 まほかる (著)のイラストブックレビューです。結婚十七年、ようやく授かった子供を流産し、哀しみの中で日々を過ごしていた信枝と夫の藤治。家のそばに現れた子猫はモンという名前をつけられ、夫婦に育てられた。不思議な存在感を持つモンが、その生涯を終えるまでの人間との関わりを描く。
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それぞれの蒔いた種が大きな実りとなっていく

『あきない世傳 金と銀(十) 合流篇』高田郁 (著) のイラストブックレビューです。呉服仲間を追われ、呉服を商うことができず、安価な太物のみを扱う五鈴屋江戸本店。江戸の町に木綿の橋を架けたい。店主・幸と奉公人、そして型付師、型彫師たちがその願いを胸に一丸となって取り組む。
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思いもよらぬ角度から突きつけられる狂気と恐怖

『独白するユニバーサル横メルカトル』 平山 夢明 (著) のイラストブックレビューです。タクシー運転手を主人に持つ地図が語る、主人とその息子のおぞましい所行を描いた表題作ほか凄惨でありながらも、静謐な美しさを湛えたホラー短編集。
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人はいままで読んだ本でできている

『教養読書―仕事も人生も読む本で大きく変わる』福原 義春 (著) のイラストブックレビューです。「教養」とは何か。古典や名著には、人間、経済、人生の真理がある。これらを手に入れれば何者にもなれるのだ。ビジネス教養人が読むべき15冊と、読書から広がる可能性を説く。
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血の匂いがする館で疾走する霊能者たち

『ゴーストハント5 鮮血の迷宮』 小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。高校二年生の麻衣がバイトをしている「渋谷サイキックリサーチ」に、人が行方不明になるという出来事が起こり、怪奇現象なのかどうかを調べて欲しい、と言う依頼が。調査を始めたが、館にいる人間が姿を消しはじめて…。
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愛だけでは生きられない 猫と人間のリアルな関係

『虹猫喫茶店』 坂井希久子 (著) のイラストブックレビューです。一浪して受けた本命の大学の医学部が不合格となり、しぶしぶ受けた獣医大学に合格、入学した僕。友達もできず、ヒマを持て余し、目についた「猫の世話をするだけの簡単なお仕事」というバイトをすることになったのだが…。
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生き抜いてきた先人たちを尊敬せずにいられない物語

『その女、ジルバ』全5巻 有間しのぶ (著)のイラストブックレビューです。ホステスの平均年齢は70歳以上の高齢BAR。そこへ飛び込んだのは40歳の新人・笛吹新(うすい あらた)。リストラで売り場から倉庫へ移動、独身、恋人なし。老人だらけの店で、彼女は何を学び、どう変わっていくのか。