創元推理文庫

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『危険な蒸気船オリエント号』C・A・ラーマー (著)

クリスティ愛好家たちの読書会、マーダー・ミステリ・ブッククラブのメンバーは蒸気船オリエント号での豪華クルーズに参加していた。クラブの主催車であるアリシアは、メンバーの一人である医師・アンダースとのロマンティックなひと時を過ごせると思っていたのだが、乗客が死亡したり行方不明になったりとそれどころではない状況に。ブッククラブのメンバーたちは事件の謎を解明すべく捜査に乗り出す。
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『仮題・中学殺人事件【新装版】』辻 真先 (著)

人気のマンガ原作者、石黒竜樹が、佐賀市内にあるマンガ家・千晶留美の生家で死体となって発見された。石黒と昔から組んで作品を発表しているもう一人のマンガ家・山添みはる。二人のマンガ家に殺害の容疑がかけられたが、どちらにもアリバイがある。夕刊サンの記者・克郎、妹のキリコ、キリコの友人薩次は彼女たちをたずね、事件の真相に迫る。
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『探偵は友人ではない』川澄 浩平 (著)

のこ こちらは引きこもりの中学生が 日常の謎を解く青春ミステリー、 『探偵は教室にいない』の続編よ。 ぬこ ほうほう。頭の切れる歩が謎を 解いていくミステリーだよな。 今回はどんな謎が登場するんだ? ...
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『たかが殺人じゃないか: 昭和24年の推理小説』辻 真先 (著)

終戦から四年が過ぎた昭和二十四年。学制改革により風早勝利の学年は最後の一年を男女共学で過ごすことに。推理作家を目指し、推理小説研究部の部長を務める勝利は、顧問の別宮操の勧めにより、映画研究会と合同で合宿を行うことに。そこで彼らは密室殺人事件に遭遇する。さらに台風が襲来した夜、撮影のために学校隣りの廃墟へと集まっていた彼らは新たな死体を発見する。
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『月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言猫丸先輩シリーズ』倉知 淳 (著)

小柄で童顔、大きなまん丸飲の目と、ふっさりと垂れた前髪がまゆの下まで下がっている。だぶだぶの黒い上着を羽織り、しなやかな猫を連想させる縁困る先輩。彼が現れるところには、不可思議な出来事が。人なつこい様子でするりと人の間に入り込み、巧みな話術で聞くものを惑わす。と思えば切れ味鋭い推理を披露する猫丸先輩のミステリ。
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『綺譚集』津原泰水 (著)

散策の途中で出会った少女がバラバラにされていく「天使解体」、姉とともに祖父の殺害を図る「サイレン」、美しいものを描きその生命を絵の中に閉じ込める画家の末路を描く「赤假面傳」。ホラーや幻想う小説が多様な武運隊で描かれる、グロテスクで鮮やかな十五の物語を収めた短編集。
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『銀色の国』逸木 裕 (著)

NPO法人「レーテ」で自殺志願者のセーフティネットとしての活動を行なっている田宮晃佑のもとに友人の悲報が届く。亡くなる前、VRにのめり込み飛び降り自殺したのだという。VRが自殺に関係しているのでは、と考えた晃佑は元ゲームクリエイターである友人の城間宙とともに調査を開始。仮想現実の世界で人を死へと誘導することは可能なのか。そして晃佑たちは彼らの死を止めることができるのか。
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『蝉かえる』櫻田智也 (著)

昆虫好きの青年、魞沢泉(えりさわせん)は旅先で様々な謎に出会う。山形盆地で出会った青年が十六年前に見た幽霊、知人のペンションに宿泊していた客が転落死した理由、アフリカから帰国した友人が持ち帰ったもの…。飄々としいた佇まいでその場の空気にするりと馴染む彼が、旅先で遭遇した謎と意外な真相を描く5編を収めたミステリー。
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『カッコーの歌 』フランシス・ハーディング (著)

池に落ちて気を失った十一歳の少女トリス。ベッドの中で意識を取り戻したとき「あと七日」という言葉が笑い声とともに頭の中に響く。私を憎んでいる九歳の妹・ペンはトリスを偽物だと主張する。異常な食欲に恐ろしい記憶。そして耳もとでささやかれる声は夜が明けると「あと六日」に。トリスに何が起こっているのか。
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  『見知らぬ人』エリー・グリフィス (著)

ヴィクトリア朝時代の作家、ホランドの邸宅だった建物はイギリスの中等学校タルガース校の旧館となっている。同校の英語教師のクレアは、教鞭を取りつつホランドの研究にも取り組んでいる。そんなある日、クレアの同僚が自宅で刺殺死体となって発見された。遺体のそばには「地獄はから(空)だ」と書かれたメモが。ハービンダー部長刑事はかつて通った母校で起こる事件の謎を追う。