創元推理文庫

イラストブックレビュー

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『マーダー・ミステリ・ブッククラブ』C・A・ラーマー (著)

ミステリ好き、なかでもクリスティの大ファンである雑誌編集者のアリシアはミステリ好きの読書会を作る。アリシアとリネットの姉妹を加え7名でスタートした「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」。ところが、第二回目の読書会で一人のメンバーが無断欠席。家にも帰っておらず事件に巻き込まれた可能性も。読書会メンバーは会合を重ねながらその行方を捜そうとするが、新たな事件が発生する。
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『11文字の檻: 青崎有吾短編集成』青崎 有吾 (著)

平成十七年(二〇〇五年)四月二十五日に起こったJR福知山線脱線事故を題材にしいた人間ドラマ「加速してゆく」、奇妙な刑務所に閉じ込められた者たちが脱出のためのパスワードを探り続ける「11文字の檻」など、人気コミックのトリビュート作品からショートショートまでバラエティ豊かな8編を収めた短編集。
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『疑惑の入会者 ロンドン謎解き結婚相談所』アリスン・モントクレア (著)

戦後のロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウェン。白人だけでなくあらゆる人種にも門戸を開こうと決意する二人だが、い一方でグウェンは彼の言葉が嘘ばかりであることに感づく。また、グウェンの義父・ハロルドがアフリカから帰宅。彼の暴君ぶりに邸中の人間が苦しむ。何とかせねばと対策を練るグウェンはある災難に巻き込まれ…。
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『窓辺の愛書家』エリー・グリフィス (著)

海岸沿いに建つ高齢者向け共同住宅で一人の老婦人が亡くなった。九十歳で本好き、多くの推理作家と交流していたペギーの死因は心臓発作によるものとされたが介護士のナタルカはこの死に不審に感じ、ハービンダー刑事に相談。さらにペギーの友人であった老紳士のエドウィン、カフェオーナーのベネディクトらとともにペギーの死について真相を探るうち、彼女と関わりのあった人物が殺害される。
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『ティンカー・ベル殺し』小林 泰三 (著)

大学院生の井森健は夢の中でファンタジーの世界に迷い込み、その時はいつも間抜けなとかげのビルになっている。ある日、井森は夢の中でピーター・パンとウェンディ、ティンカー・ベルらに拾われる形でネヴァーランドヘト向かう。しかしそこは大人と子供が互いに殺し合う血に塗れた恐怖の国だった。
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『殺しへのライン』アンソニー・ホロヴィッツ (著)

作家であるわたし、アンソニー・ホロヴィッツは探偵ダニエル・ホーソーンと組んで解決した事件を小説にした『メインテーマは殺人』の刊行を三ヶ月後に控え、宣伝を兼ねて文芸フェスに二人で参加することに。どことなく不穏な空気が漂う中、文芸フェスの関係者のひとりが死体となって発見される。
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『図書館島』ソフィア・サマター (著)

文字を持たない小さな島で、豊かな農園を営む家で生まれ育った少年、ジェヴィック。ある日父が連れてきた外国人・ルンレを家庭教師に異国の言語を学び、書物に夢中になる。島で採れた胡椒を売るために船に乗ったジェヴィックは不治の病に冒された娘・ジサヴェトと出会ったために彼の運命は大きく動き出す。
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『優等生は探偵に向かない』ホリー・ジャクソン (著)のイラストブックレビューです

高校生のピップは友人のコナーから失踪した兄・ジェイミーを探してほしいと頼まれ、ポッドキャストを使って情報を拡散・収集。操作の進捗状況も配信していく。関係者へのインタビューやSNSなどの情報により、ジェイミーの足取りが少しずつ明らかに。そしてピップが辿り着いた真相とは。
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『魔眼の匣の殺人』今村 昌弘 (著)

葉村譲と剣崎比留子は、かつて班目機関の研究施設があったという好見地区へとやってきた。葉村たちとは別の目的を持って、または偶然居合わせた九名の男女は、地域の奥深くに住み預言者として恐れられる老女の邸へ向かう老女の発した「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」という予言のとおり、一人、また一人と命を落とす。
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『夜の国のクーパー』伊坂 幸太郎 (著)

気がつくと、細く丈夫な蔓で身体を縛られ、身動きのできない状態で草叢の中に横たわっていた私の胸の上には、灰色の猫が座っていた。その猫が「ちょっと話を聞いてほおしいんだけれど」と喋ったものだから驚いた。長い話を終えたトムは私に「僕たちの国を救ってくれないか」と言ってきた。