創元推理文庫

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その自由研究は彼らの運命を変える

高校の自由研究のテーマとして、五年前に自分の住む町で起きた事件を調べているピップ。十七歳の少女が失踪し、交際相手の少年が自殺したことから、彼が少女を殺した犯人だったとされているが、彼を知っているピップはどうしても犯人だとは思えない。ピップは真犯人を見つけ出せるのか。
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荘厳な古典ミステリと現代社会がマッチした秀逸な作品

『ヨルガオ殺人事件 下 』アンソニー・ホロヴィッツ (著) のイラストブックレビューです。名探偵アティカス・ピュントシリーズの『愚行の代償』を読んだセシリーは、ある殺人事件の真相について言葉を残し、行方不明となった。小説の中のミステリー、小説の外で起こる事件のピースが集まり、真相へと近づいていく。
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人気ミステリー作品が新たな事件を招く!?

『ヨルガオ殺人事件 上 』アンソニー・ホロヴィッツ (著)のイラストブックレビューです。クレタ島のホテルを切り盛りし、忙しい毎日を送っていたスーザンのもとへ、イギリスから裕福な夫妻が訪ねてきた。ホテル経営をしている彼らの娘が失踪したのだという。
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謎から開く 新しい世界の扉

『探偵は教室にいない』川澄 浩平 (著)のイラストブックレビューです。札幌の中学に通う中学二年生の海砂真史は、自分の机の中にラブレターが入っているのを見つける。差出人の名はなく、A4の紙にプリントされた文字で文章が綴られている。イタズラなのか?そうでなければ一体誰が?真史は長らく会っていなかった幼なじみに相談することに。
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人気作家の死の謎を解く鍵は遺作の中に

『カササギ殺人事件 下』アンソニー・ホロヴィッツ (著)のイラストブックレビューです。編集者のスーザンは、名探偵アティカス・ピュントシリーズ最新刊の結末部分を見つけるため、周囲の人々に話を聞いていくうちに、作家が遺したミステリーと、現実に酷似した部分があることに気づく。
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読者を夢中にさせる仕掛けが盛りだくさん!のミステリー

『カササギ殺人事件 上 』アンソニー・ホロヴィッツ (著)のイラストブックレビューです。1955年7月23日、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦・メアリの葬儀がしめやかに行われた。鍵のかかった屋敷の中の階段の下に倒れていた彼女は、階段の上から転落したようだが、果たしてそれは事故だったのか。
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オズの国で起こった密室殺人の謎

『ドロシイ殺し』 小林 泰三 (著) のイラストブックレビューです。大学院生の井森は、ビルという名のトカゲとなって不思議の国で過ごす夢を毎晩のように続けて見ている。ある晩、砂漠を彷徨う夢を見て、ドロシイという少女に助けてもらう。そしてエメラルドの宮殿へと連れて行かれたのだが、パーティーが行われるというその日、密室殺人が起こる。
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血脈のように広がる物流を止められた東京を襲う悲劇

『東京ホロウアウト』 福田 和代 (著)のイラストブックレビューです。コロナ禍であり、オリンピックの開催が間近に迫った東京で、配送トラックの荷物に青酸ガス入りの荷物が積まれるテロ事件が次々と起こる。さらに鉄道爆破、高速トンネルでの火災も発生し、交通が麻痺状態に。この危機を救うために立ち上がったのは長距離トラックドライバーたちだった。
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厚みのある人間像でより際立つ論理的謎解き

『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』西澤 保彦 (著)のイラストブックレビューです。数年ぶりに訪れた書店で購入した文庫本に挟まれていた不可解なメッセージの謎(「時計じかけの小鳥」)。首が取れた死体が発見された協会で、一体何が起こったのか(「チープ・トリック」)。厚みのある人間描写を伴い、論理的に謎を解く六編のミステリー。
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何度死んでも生き返る!?おとぎの国の殺人犯は誰?

『クララ殺し』 小林 泰三 (著) のイラストブックレビューです。毎晩のように不思議な夢を見ている大学院生の井森建。ある晩、夢の中でいつもと違う世界へ迷い込んだ。緑豊かな山の中で、車椅子に乗ったクララという少女に出会う。翌朝大学へ向かった井森は、同じ姿の少女、くららに呼び止められ、彼女から助けを求められる。