新潮文庫

イラストブックレビュー

戦争から逃げた男の「戦い」とは

『笹まくら』丸谷 才一 (著)のイラストブックレビューです。ある女の訃報から、徴兵を忌避して全国を回っていた二十年前に思いを馳せる浜田。いつ捕まるかも知れぬ緊張感と焦り、不安は戦争が終わった後も、周囲からの目線という形で彼を取り巻く。戦争の意味とはなんなのかを問う物語。
ブックレビュー

塀の中の彼女が本当に求めていたものは、深い香りの奥に

『BUTTER』柚木麻子(著)のブックレビューです。複数の男性を殺害した容疑者であるカジマナこと梶井真奈子を取材することになった里佳。彼女の言動に従ううちに、里佳の内面にも外面にも変化が訪れ、その影響は周囲にまで広がっていき…。
イラストブックレビュー制作動画

不思議で懐かしく、心の奥が満たされる物語

『冬虫夏草』 梨木 香歩 著のイラストブックレビューです。自然と、自然の化身が出会う、不思議でどこか懐かしい物語です。イラストブックレビューが出来上がっていく様子をお楽しみください。
ブックレビュー

オセロを全部ひっくり返せ!努力と情熱と仲間が奇跡を起こす物語

『カンパニー』伊吹有喜 著のブックレビューです。家庭でも職場でも戦力外通告をされた男、青柳。バレエの公演を成功させるべく奮闘しますが、次から次へと難題が降りかかってきて…。読めば元気がもらえる崖っぷちお仕事小説です。
イラストブックレビュー制作動画

世界四畳半計画とは!?

『四畳半王国見聞録』森見 登美彦 著のイラストブックレビュー制作動画です。ファンタジーとアホさ加減が絶妙にブレンドされた森見ワールド全開の物語。テキストとイラストが出来上がっていく様子をお楽しみください。
ブックレビュー

戦わなかった者の戦いは続く

『笹まくら』  丸谷才一 著  新潮文庫のブックレビューです
コラム

心の中は熱いのに表に出るサッパリ感が絶妙な北海道の作家たち

北海道出身、あるいは在住の作家さんたちの小説・エッセイを紹介します。
コラム

強烈すぎるキャラなのに、愛さずにいられないのは血のせいか。なんとも個性的な母親をめぐる家族の物語。

よくある母親のイメージを覆すような強烈な個性を持つ母親たちを描いた物語を紹介します。
コラム

江戸のおすすめシリーズ本 2020年1月現在未完のもの

はじめに 江戸時代の物語は、ちょっと堅そう。読みづらいのでは、自分にはまだ早い、あまり興味ない。そんなことを思っている方に、ぜひ!おすすめしたい、江戸を舞台にした小説たちをご紹介します。シリーズもので、2020年1月現在も継...
コラム

ひとつひとつを重ねて家族になっていく物語

血の繋がった関係ではないけれど、縁があって家族となった人たち。ぶつかったり、くっついたり離れたりしながら築き上げていく家族の形に胸が暖かかくなる物語たちです。