ミステリー

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『震える牛』相場英雄 (著)

捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一のもとに、一件の未解決事件が持ち込まれた。二年前、中野の居酒屋で死者二名、負傷者一名、現金強奪という強盗殺人事件。犯人は外国人だとされ、被害者二名のつながらいも見られず、犯人は逃走したまま現在もつかまっていない未解決事件。関係者に対して丹念に聞き込みを行い、手帳に書き込んでいく田川。その裏には巨大な企業と食肉産業の苦境、加工食品の闇が潜んでいた。
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『仮題・中学殺人事件【新装版】』辻 真先 (著)

人気のマンガ原作者、石黒竜樹が、佐賀市内にあるマンガ家・千晶留美の生家で死体となって発見された。石黒と昔から組んで作品を発表しているもう一人のマンガ家・山添みはる。二人のマンガ家に殺害の容疑がかけられたが、どちらにもアリバイがある。夕刊サンの記者・克郎、妹のキリコ、キリコの友人薩次は彼女たちをたずね、事件の真相に迫る。
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『紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪』歌田 年 (著)

持ち込まれた紙のサンプルを調べ、メーカーや銘柄を特定する「渡部紙鑑定事務所」の渡部は、触っただけでどのような紙かを当てることができる。そんな彼のもとには、紙にまつわる依頼が持ち込まれる。漫画の単行本を不良品として突き返す少年、凶器が消えた殺人事件の謎。仲間の豊富な知識を参考にしつつ、渡部は事件の真相に挑む。
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『探偵は友人ではない』川澄 浩平 (著)

のこ こちらは引きこもりの中学生が 日常の謎を解く青春ミステリー、 『探偵は教室にいない』の続編よ。 ぬこ ほうほう。頭の切れる歩が謎を 解いていくミステリーだよな。 今回はどんな謎が登場するんだ? ...
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『クローズドサスペンスヘブン』五条紀夫 (著)

俺は誰かに首を斬られて殺された。気がつけば海辺にいて、道の先には木造二階建の洋館が。どうやらここは死後の世界らしく、洋館に集まった俺を含めた六人の男女は皆この屋敷で命を落としたようだ。記憶を失った状態で天国屋敷へとやってきた彼らのうち、犯人は誰なのか。そして自分自身はいったい何者なのか。死後の世界で繰り広げられる特殊設定ミステリー。
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『ダークマター スケルフ葬儀社の探偵たち』ダグ・ジョンストン (著)

スコットランド、エディンバラで創業五百年目を迎えるスケルフ葬儀社は、十年前から探偵業も行っている。経営者であるジムが亡くなり、妻ドロシーは夫の秘密を知りショックを受ける。ジムの娘・ジェニーはライターの仕事がなくなり、実家に戻り家業を継ぐことに。孫娘の大学生・ハナは行方不明となったルームメイトの捜索を開始。三代の女性たちがそれぞれの悩みや問題にぶつかりながらも、自分と向き合い、乗り越えながら真相を見つけ出していくミステリ。
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『たかが殺人じゃないか: 昭和24年の推理小説』辻 真先 (著)

終戦から四年が過ぎた昭和二十四年。学制改革により風早勝利の学年は最後の一年を男女共学で過ごすことに。推理作家を目指し、推理小説研究部の部長を務める勝利は、顧問の別宮操の勧めにより、映画研究会と合同で合宿を行うことに。そこで彼らは密室殺人事件に遭遇する。さらに台風が襲来した夜、撮影のために学校隣りの廃墟へと集まっていた彼らは新たな死体を発見する。
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『貴族探偵』麻耶雄嵩 (著)

信州の山荘で社長の死体が発見された。現場は鍵のかかった密室。果たして自殺か、他殺か。警察の捜査陣の前に颯爽と現れた一人の男は「貴族探偵」と名乗り、警察上部への強力なコネを用いて捜査に介入。しかし実際に現場を確認し、推理をするのは彼の使用人たち。未だかつてない「何もしない探偵」が登場する5編を収めたミステリ。
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『月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言猫丸先輩シリーズ』倉知 淳 (著)

小柄で童顔、大きなまん丸飲の目と、ふっさりと垂れた前髪がまゆの下まで下がっている。だぶだぶの黒い上着を羽織り、しなやかな猫を連想させる縁困る先輩。彼が現れるところには、不可思議な出来事が。人なつこい様子でするりと人の間に入り込み、巧みな話術で聞くものを惑わす。と思えば切れ味鋭い推理を披露する猫丸先輩のミステリ。
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『ハッピーエンドにさよならを』歌野 晶午 (著)

両親は姉を可愛がり、妹である私のことを嫌っている。姪の理奈からそう聞かされ、いいかにい自分が不公平な目に遭っているかを聞いてあげていた美保子。理奈は何やら決意した様子で…(「おねえちゃん」)。娘を名門幼稚園へ入れるため過密なスケジュールを組み、お金をかけて習い事をさせてきた真智子。いよいよ試験本番の日を迎えたのだが(「防疫」)。日常のちょっとしたズレから戻れない場所へと転がり続け、幸せな結末を迎えることのできなかった、11の物語。