のこ
こちらは整体師が体だけでなく
心の問題も解決していくシリーズの
第3弾よ。
ぬこ
人間社会もいろいろありそうだもんな。
のこ
今回は受付をしている姉妹の姉の
行方がわからなくなってしまうの。
ぬこ
この姉妹もふかーい事情が
あるもんなあ。なんか事件に
巻き込まれていないといいが。
『Shelter』 近藤史恵 (著) 祥伝社文庫
あらすじ
無愛想な整体師、合田力が営む接骨院では、姉妹である二人の女性が働いている。二人は心にある傷を負っているが、合田の下で働くうちに次第に改善していっているかのように見えた。そんなある日、姉の恵は休みを取り「海外に行く」と嘘をつき、大阪から東京へとやってきた。そこで何者からか逃げているらしい少女と出会う。
姉妹の妹・あゆと付き合うことになり、喜びつつも慎重に距離をはかる、雑誌編集者の小松崎。そんな折、海外に行くと言った姉の部屋からパスポートが見つかり、行き先がどこなのか心配だと歩から相談を受けます。合田は心配ないと言うのですが。そして仕事で東京に出向いた小松崎は恵の姿を発見。恵は一人の少女をかくまってあげていたようで…。
まとめ
姉妹の溝は深いものがあります。しかし、互いに大切に思っており、相手の幸せを願っているのです。姉は謎の少女に妹の面影を見つけ、妹は姿の見えない姉の無事を祈る。姉妹の溝はそうして少しずつ埋まっていき、相手の幸せとともに自分の幸せを考えるようになれるのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
姉妹が心に負った傷を抱えて生きていく様子を描いた物語を読んでみたい
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ぬこ
過去じゃなくてこれからに
目を向けられるようになって
良かったなあ( TДT)
のこ
少しずつ、自分たちの気持ちを
相手に伝えられるようになれたのは
合田さんのおかげなのかも。
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