のこ
こちらは1970年の
大阪万博を舞台に
叶わなかった恋とその後が
描かれる物語よ。
ぬこ
ほほう なんだか
ロマンチックな設定だなあ
のこ
万博のスタッフとコンパニオンとして
知り合い、交際していた二人だけど
やがて別れが訪れるの。
ぬこ
別れちゃうのかあ〜〜
その後の二人の様子も
気になるところだなあ。
『水曜の朝、午前三時』 蓮見圭一 (著) 河出文庫
あらすじ
「もしかしたら有り得たかもしれないもう一つの人生、そのことを考えなかった日は1日もありませんでした」脳腫瘍の告知を受け、四十五歳の若さで死んだ翻訳家であり、詩人でもある四条直美。彼女が遺した手紙とテープには、1970年の大阪万博を舞台に、叶わなかった恋とその後の二十数年が語られていた。恋の痛みと人生の重みを描くラブストーリー。
A級戦犯だった祖父を持ち、才女でもあった直美は、大阪万博のコンパニオンに採用され、大阪で半年間を過ごします。スタッフの1人である臼井に惹かれ、二人は交際しますが、やがて別れが訪れます。
まとめ
忘れられぬ恋、そしてそこから始まった大切な人生。人はあらゆる出来事が層となって成されていて、恋の痛みはその人に深い魅力を与えるのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
1970年大阪万博の様子が描かれた話に興味がある
もうひとつの人生を考えてみたくなるような物語を読んでみたい
蓮見圭一 のファン
リンク
ぬこ
心に残しておきたい
「大切な恋」ってあるんだなあ。
のこ
その痛みを知るからこそ
人にやさしくできるのかも
しれないわね。
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