家族だからこそ言い訳が必要なこともある

のこ
のこ

こちらは家族をテーマに

人生の岐路に立つ男女を描いた

短編集よ。

ぬこ
ぬこ

家族って安心できたりするけど

たまに面倒だったりするよな。

のこ
のこ

そうね。甘えからこじれたり

近すぎて見えない部分もあるわね。

ぬこ
ぬこ

彼らなりの家族観はどんなもの

なんだろうな。

『家族の言い訳』 森 浩美 (著) 双葉文庫

あらすじ

家族ゆえに悩まされ、また助けられている。

夫に逃げられ、家賃も払えなくなり、病弱な幼い息子を連れて旅に出る母親。

亡くなった夫の会社の先輩から聞いた当時の夫の様子から、自分がすべきだった事に思いを馳せる妻。

様々な人生の岐路に立つ男女が見つけた大切なものを描いた8つの短編集。

主人公たちは独身だったり家族を持ったりと立場はいろいろですが、皆30代以上の大人たち。

少々視界が狭くなっている部分もありますが、そうしなければ生きていけない状況でもあるのでしょう。

まとめ

そんな中、家族の存在はときに悩ましくやっかいではありますが、味方としてはこれほど心強い存在はありません。

照れや意地からギクシャクすることもありますが、そんな時に「言い訳」は必要になるのかもしれません。

家族の「思い」に涙が溢れる短編集です。

<こんな人におすすめ>

家族ゆえに感じる痛みや喜びを描いた話を読みたい
家族に素直になれないことがある
森 浩美のファン

ぬこ
ぬこ

存在の近い家族だからこそ

緩衝材としての「言い訳」が

必要になるのかな。

のこ
のこ

そうね。それぞれが思う「家族」には

胸が熱くなるわね。

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