のこ
こちらはある問題を抱えた女性たちが
集まって暮らす、離島の家の様子を描く
物語よ。
ぬこ
問題?
のこ
ある意味被害者と言えるかも。
ある母娘がやってきたことで
彼らの日常が変わっていくの。
ぬこ
問題がなんなのかも気になるけど
彼女たちの暮らしぶりもどんなものか
見てみたいな。
『彼女たちが眠る家』 原田 ひ香 (著) 光文社文庫
あらすじ
九州の離島にある家。ここには、ある問題を抱えた女たちが集まり、世間から距離を置き、静かに暮らしていた。
互いの本名や過去も知らず、ネット禁止という環境で過ごす彼女らのもとへ、ある母娘が入居。
それから彼女たちの日常が大きく変わっていく。
ここに住む女性たちは、過去にネット上である画像をバラまかれ、もとの場所で生きていけなくなってしまった人たち。
人目をはばかるように静かに暮らす彼女たちのもとへやってきたのは、高校生くらいの少女とその母。
彼女たちの行動には不穏なものがあったのです。
まとめ
リベンジポルノなどのネット被害、毒親。様々な問題が出てきます。
被害者の女性たちがどんな状況に陥り、どのように立ち直っていったか。
人生に落とす影とわずかな光を様々な角度から見せてくれる物語です。
<こんな人におすすめ>
傷ついた女たちが抱えた迷いや葛藤をを描いた話を読んでみたい
ネット被害に遭った女性たちを描いた話に興味がある
原田 ひ香のファン
リンク
制作動画はこちら。
ぬこ
ネット禁止とはそういう理由なのか…
のこ
救いとは何なのか、そして傷を
負いながらも生きていこうとする
彼女たちの姿に胸を打たれる物語ね。
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