のこ
こちらはある水郷都市で
続いた失踪事件の謎を追うお話よ。
ぬこ
老女が失踪?そりゃ大変。
行方不明のままなのか?
のこ
いえ、数日後に戻ってくるのだけど
失踪中の記憶を失っているの。
ぬこ
奇妙な話だな。一体何が
起こっているんだろう?
『月の裏側』 恩田 陸 (著) 幻冬舎文庫
あらすじ
九州の水郷都市で、老女の失踪事件が相次いで発生した。いずれも堀に面した一軒家に住み、数日後に突然戻り、失踪中の記憶を失っていた。
事件に興味を持った元大学教授、協一郎らは調査を進めるうちに異様なものを目撃する。
耳が良く、世間の常識にとらわれない、協一郎の元教え子である多聞。
リフレッシュで自分の実家を訪ねてきた協一郎の娘・藍子。
地方新聞の記者、高安。
彼らは老女たちの失踪の原因を探るうちに、巨大なゼリーの固まりのようなものに飲み込まれそうになったり、体の一部が溶けかけた人間を目撃したりします。
そしてある朝目覚めると、町の中から人も動物も姿を消し、4人しかいなくなっていたのです。
まとめ
正体不明な存在が身に迫る緊張感と、正体を知った後の恐怖。ドキドキしながらもページをめくる手が止まりません。
自分の意識は本当に自分のものなのか?そう考えてしまう物語です。
<こんな人におすすめ>
手に汗握るSFの世界を愉しみたい
「人間もどき」がどういったものか興味がある
恩田 陸のファン
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ぬこ
おわ〜〜〜 怖い!!
正体がわからないのが怖イイ((((;゚Д゚)))))))
のこ
果たして、自分のこの意識は
本当に自分のものなのか?と
疑いたくなってしまう物語ね。
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