のこ
こちらは電車での忘れ物を
管理する駅でのお話よ。
ぬこ
慌てているとよく忘れるよな。
傘とか。
のこ
骨壺や履歴書などを
忘れてしまった人がいるようよ。
ぬこ
な、なんでそんなものを!?
その背景が気になるな…。
『ペンギン鉄道なくしもの係』 名取 佐和子 (著) 幻冬舎文庫
あらすじ
電車での忘れものを保管、管理する遺失物保管所は油盥線の終点の海峡間駅にある。
無人改札の小さな駅で、担当の赤い髪をした守保と、彼のかたわらには一羽のペンギンがいる。
なくしものをした人たちは、ペンギンと守保に驚きながらも、自分の中の本当の気持ちに気づき、向き合っていく。
ペットの愛猫の死が受け入れられず、持ち歩いていた骨壷入りのバッグを忘れた女性、小学生の頃に同級生からもらったラブレターを落とした高校生、履歴書を置いてきてしまった、ぐうたら専業主婦。
表面的な問題に目を向けていた彼らは、次第に本質的な問題に気づき、前を向いて歩き出していきます。
まとめ
ペンギンの愛らしさにほっこりと、そして顔を上げて進んでいこうとする登場人物たちの姿に、自分自身も励まされているような、あたたかな気持ちにさせてくれる物語です。
<こんな人におすすめ>
ペンギンに癒されたい
勇気をもらえて、心が温まるような物語を読みたい
名取 佐和子のファン
リンク
ぬこ
ペンギンかわいいなあ〜ヾ(*´∀`*)ノ
のこ
ペンギンのかわいらしさは
自分の問題に素直に向き合う
きっかけになるのかもしれないわね。
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