のこ
こちらは『騎士団長殺し』第二部の上巻よ。
肖像画のモデルとなったまりえが
画家の住む山荘へやってくるの。
ぬこ
えっ 一人でか!?
山道なんだろ??
のこ
秘密の道があって、たまに家を
抜け出していたらしいわ。でもある夜
彼女が帰って来ない、という連絡が入るの。
ぬこ
そりゃ心配だ!!
一体彼女に何が怒ったんだ?
『騎士団長殺し 第2部: 遷ろうメタファー編(上)』
村上 春樹 (著) 新潮文庫
あらすじ
肖像画のモデルとなった少女、まりえは雑木林の秘密の道を通って、山荘へやってくる。
屋根裏に隠された絵と「私」の描いた絵が奇妙な呼応を見せる。
やがて、山荘の持ち主である老画家にまつわる過去も明らかになっていく。
まりえをモデルに肖像画を描き進めていた「私」。
ある日、まりえが一人で山荘を訪れ、驚きます。どうやら彼女にとって秘密の道があり、たまに家を抜け出している様子。
しかし、ある夜私にかかってきた電話は「まりえが帰ってこない」という知らせだったのです。
まとめ
銀髪の紳士・免色や、屋敷の持ち主である老画家・雨田の過去、別れた元妻の妊娠など次々に起こる出来事とともに、事態は不穏な空気を帯びていきます。
「この穴はひらくべきではなかった」と発言したまりえの意図と行方が気になる物語です。
<こんな人におすすめ>
主人公と騎士団長の関わりがどうなっていくのか知りたい
『騎士団長殺し 第1部顕れるイデア編』を読んだ
村上 春樹のファン
リンク
ぬこ
なんだかいろんな出来事が
一気に動き出してきたな(・・;)
のこ
絡まった糸がどうつながっていくのか
次の最終巻が楽しみね。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。