こちらは共感覚を持つ青年が
ある研究者に監禁されてしまうお話よ。
物騒な話だな。なんだって
監禁されてしまったんだ?
研究と言われているようだけど。
彼と仕事をしたことがある、美人
サイコパス研究者が彼を助けようと
するのよ。
ほうほう!監禁しているほうも
頭良さそうだしな。どんな展開に
なるのか楽しみだぜ!
『天才月澪彩葉の精神病質学研究ノート2』
玄武 聡一郎 (著) アルファポリス文庫
あらすじ
相手の本質を見抜くことができる共感覚の持ち主、北條正人は、ある事件に関わったことで、脳科学研究者の丹色陽華に研究と称して監禁されてしまう。
かつて北条とともに事件を解決した月澪彩葉はあらゆる手段を講じて彼を助けようとするのだが。
ある連続殺人事件の真犯人はつかまったものの、ある状況においてサイコパスを発動する北条の研究を行う、という名目で彼を監禁している陽華。
時には狂気じみた事を要求してくることも。
一方、月澪は断っていた警察からの捜査協力を受け、殺人事件の謎を解きつつ、北条を助けだす術を模索します。
まとめ
研究のためならどんなことも厭わない、頭の回転はすこぶる速く、そしてドS…という月澪が北條を思うあまりに弱気になったりするそのギャップにキュンとしてしまいます。
そして北條の弱そうで実はしたたかな部分にもグッときます。
共感覚にサイコパス。
それは決して遠い存在なのではなく、身近にいて自分たちと接しているのかも…と思う物語です。
<こんな人におすすめ>
サイコパスを理解する美人研究者が活躍する話を読みたい
サイコパスや共感覚の持ち主の思考や行動に興味がある
玄武 聡一郎 のファン
登場人物たちがみな意外な
面を見せてくるな!
俺はなんといっても月澪派(ノ´∀`*)
共感覚にサイコパス。
そんな特質を持った人物は
案外身近に存在するのかも
しれないわね。
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