こちらは隻眼の美少女が
山奥の村で起こった連続殺人事件の
謎を解くお話よ。
美少女!隻眼!インパクトあるなあ。
しかも舞台設定も古風というか
本格的な推理小説みたいだ。
前半はこの少女が探偵デビューの
事件。後半は彼女の娘が同じく
探偵となって、同じ村で起こった
事件の解決に取り組むのよ。
母娘二代で謎に挑むのか!
どんな真実に辿り着くのか
楽しみだな!
『隻眼の少女』麻耶 雄嵩 (著) 文春文庫
あらすじ
母を殺され、ついで父親も階段から落ちて死んでしまった、大学生の種田静馬は、山深き温泉、琴乃湯に逗留していた。
そこで現地で起こった少女の首切り事件に巻き込まれてしまう。
犯人として疑われた静馬を救ったのは、隻眼の美少女・御陵みかげ。
名探偵として活躍した母の名を継ぎ、この事件で探偵デビューを果たすというみかげは静馬を助手として従え、村で起こる連続殺人事件の解明に挑む。
伝説の残る村で起こった連続殺人事件
両親を亡くし、自宅を離れ、ひなびた温泉の琴乃湯で過ごしていた静馬。
村で殺人事件が起こり、被害者の少女の遺体は淵のそばで倒れており、切断された頭部は静馬がよく散歩に訪れていた龍の首と呼ばれる岩の上に置いてありました。
そしてその岩の前には静馬の手帳が落ちていたというのです。
犯人の疑いをかけられた静馬を救ったのは、巫女の衣裳をまとった、左目が義眼である少女、みかげでした。
物的証拠と論証から静馬の無実を証明したみかげは、彼をアシスタントとして使いつつ事件の捜査にかかりますが、そこで第2、第3の殺人が起こります。
混乱を極める状況の中、解決したかのように見えたこの事件が、18年後に思わぬ形で甦り…。
まとめ
気が強く、毒舌なみかげですが、鋭い観察眼と推理力を持っています。
そんな彼女もこの事件には手こずり、次々と被害者が。
事件解決に困難を極めた理由は、18年後に再びこの村を襲った殺人事件に結びついているのです。
その眼力、探偵として人間としてのみかげの強さにおののくミステリーです。
<こんな人におすすめ>
伝説が残る山奥の村での連続殺人事件を描く推理小説を読みたい
美少女探偵が活躍する、物語を二重に楽しめるミステリーに興味がある
麻耶 雄嵩のファン
ひえー びっくり(゚◇゚;)!!!
全く予想できない展開!
特に後半の結末が衝撃的すぎる!!!
事件の発端に驚愕するわね。
隻眼の美少女探偵の能力の
高さ、彼女自身の強さに言葉が
出ないわ。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。