nuko

イラストブックレビュー

日本を下支えしてきた中小製造業の変革劇

『陸王』  池井戸 潤 (著)のイラストブックレビューです。埼玉県行田市にある老舗の足袋業者「こはぜ屋」。四代目社長である宮沢紘一は日々下がる売り上げで、資金繰りに頭を悩ませていた。そこで足袋づくりの技術を生かしたランニングシューズを作るという新規事業に挑む。
イラストブックレビュー

超人的な能力を持ちながら感情が欠落した男の正体とは

『脳男 新装版』 首藤 瓜於 (著)のイラストブックレビューです。愛知県愛宕市で起こった連続爆破事件の共犯容疑で連行された鈴木一郎、二十九歳。精神鑑定医・鷲谷真理子と刑事・茶屋は彼が無実だと確信するが、鑑定中の愛宕医療センターで次々と爆弾による爆発が起こる。鈴木一郎は果たして爆破事件の犯人なのか。
イラストブックレビュー

他人の意識を植えつけることは可能なのか

『私の消滅 』 中村 文則 (著) のイラストブックレビューです。「このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない」そう書かれた手記を、古びたコテージで読む男。部屋の奥にある白いスーツケース、そして男が成りかわろうとしている「小塚」という男の身分証。思わぬ方向に展開していく壮絶なミステリー。
イラストブックレビュー

辛口なケーキ王子のスパイシーな名推理

『ケーキ王子の名推理』 七月 隆文 (著) のイラストブックレビューです。ケーキが大好きな女子高生、未羽は失恋した悲しみを癒そうと訪れたケーキ屋で、パティシエ修行をしている学校一のイケメン、颯人に遭遇。その甘いマスクに反して氷のように冷たい態度と発言をする颯人だが、パティシエ修行のことは人に言うな、と念を押される未羽だが。
イラストブックレビュー

ひとりだから見える、感じられる「ひと」とのつながり

『ひと』 小野寺史宜 (著)のイラストブックレビューです。三年前に父親を亡くし、鳥取で一人暮らしをしていた母が突然亡くなったという連絡を受けた大学二年生の柏木聖輔。大学を中退し、ふと立ち寄った惣菜屋で、五十円のコロッケを見知らぬお婆さんに譲ったことから、不思議な縁が生まれていく。
イラストブックレビュー

「書く」ことについて楽しく、哲学的に語る本

『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』田中 泰延 (著) のイラストブックレビューです。「書く」ことについて、技術を学ぼうとすることは、出発点から間違っています。もっとシンプルに、自分自身が読みたいことを、自分自身に向けて書けばいいのです。
イラストブックレビュー

猫による、猫のための喫茶店!?

『黒猫王子の喫茶店 お客様は猫様です』 高橋 由太 (著)のイラストブックレビューです。契約社員として出版社で働いていた胡桃は、会社をクビになり新たな仕事先が見つからず崖っぷちの生活。やっと見つけたのは住み込み可のシックな喫茶店。店長は着物姿の美青年だが、その正体はなんとお胡桃が助けた黒猫だった!!
イラストブックレビュー

食と人をつなげる キマジメ秘書の奮闘記

『から揚げの秘密-ひぐまのキッチン』 石井 睦美 (著)のイラストブックレビューです。真面目で勤勉だが、郷土の人見知りである「ひぐま」こと樋口まりあが、米、粉、砂糖などを扱う商社「コメヘン」の社長秘書として働くようになって9ヶ月が過ぎた。仕事にも慣れてきて、やりがいを感じていたある日、まりあが担当した仕事にクレームが入る。
イラストブックレビュー

猫だらけの老舗どて屋は癒し効果バツグン!

『トラとミケ: いとしい日々』 ねこまき (ミューズワーク) (著)のイラストブックレビューです。名古屋にある老舗のどて煮屋「トラとミケ」。年老いた二人(二匹?)が切り盛りする店には、夕方になると味噌のいい匂いが漂い、今日もうまい料理と酒を求めてお客がやってくる。
イラストブックレビュー

多様化する時代における「わがまま」の意味

『みんなの「わがまま」入門 』 富永京子 (著)のイラストブックレビューです。デモや政治への違和感から、高速や仕事に対するモヤっとするものまで、意見を言ったり行動したりすることへの「抵抗感」を、社会学の見地から解説。身近な「わがまま」と社会をゆるやかにつなげ、みんなで社会をつくるための入門書。