イラストブックレビュー

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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『折鶴』泡坂 妻夫 (著) 創元推理文庫

日本橋で代々縫箔屋を営む田毎の家は、田毎が4代目に当たる。先代が残してくれたビルのおかげで、仕事は多く入らなくても何とか暮らせている。行きつけの店に出向くと、女将から他所の女と宿に泊まったでしょう、と言われ仕事相手からは池袋のデパートで名前を呼び出されていた、と言われる。誰かが自分の名を使っている?首をひねる田毎は、あるパーティーで自分の名刺を数枚渡したことを思い出す。
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『親王殿下のパティシエール(8) パリの糕點師』篠原 悠希 (著)

仏華ハーフのマリーは清の第十七皇子・愛新覚羅永璘お抱えのパティシエールとして働いている。乾皇帝から嘉慶帝へと譲位がなされ、主人の永璘も群王へ昇格。マリーの仕事も安泰であるかのように思われたが、様々な難題が降りかかり、マリーは自分の人生について改めて深く考え、ある決断をする。
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『大奥づとめ: よろずおつとめ申し候』永井 紗耶子 (著)

大奥での出世といえば、上様の目に留まり、お手付きになり、いずれは子を産んで育てること。江戸の多くの人々がそう考える中、大奥の中には別の行き方を望む女たちがいた。お手付きにならない「お清」と呼ばれる女中たちはそれぞれの持って生まれたものや、努力しながら日々のおつとめをこなすが、彼女たちにも悩みがあった。
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『おもしろい人が無意識にしている 神雑談力』中北 朋宏 (著)

元お笑い芸人にして現在No.1コンサルとして活躍する著者が伝授するコミュニケーション術。人間の心理や行動の理論に「笑い」の要素を組み合わせることで人間関係もビジネスも上向きに。関係開始から継続、深耕の各タイミングでおさえるべき点、考え方をイラストなどの図解や著者の体験談等を交えてわかりやすく解説。ユーモアのある文章でクスリと笑いながら楽しく身につけられる「神」雑談力とは。
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『謎解き広報課』天祢 涼 (著)

東北地方のL県高宝町役場に就職した新藤結子。町に縁もゆかりもない身でありながら、広報課に配属され、広報誌を担当することに。毒舌係長、伊達にしごかれつつ町中を駆けまわり取材する結子は、いく先々で事件に巻きこまれる。
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『幽霊長屋、お貸しします(一)』泉 ゆたか (著)

人々の気を引きそうな毒のある事件が起きると飛んで行って聞き込みをする、読売の「種拾い」をする少女・お奈津。現場で集めた話は種拾いの元締め・金造が記事の内容を見定める。ある日、金造から人が死んだ曰くつきの部屋ばかりを紹介する『幽霊部屋の家守』と呼ばれる男・直吉の話を聞く。直吉の紹介で部屋を借りた者たちを調べるうちに、霊たちの事情を知り…
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『ほたるいしマジカルランド』寺地 はるな (著)

大阪北部の蛍石市にある『ほたるいしマジカルランド』は、個性豊かな女社長と願いごとが叶うメリーゴーランドがあることで人気の遊園地。ここで働く人びとはどこか不器用で何かしら悩みを抱えている、お客様の笑顔のために頑張る彼らの日常がふとしたきっかけで動き出す。
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『盗作・高校殺人事件』【新装版】辻 真先 (著)

一九七X年八月七日、新宿駅の九番線で爆発事件が発生。事故に巻き込まれた高校二年生の牧薩次は病院へと担ぎ込まれ入院することに。同様に被害に遭い入院していた同級生、三原恭助、上野武らと意気投合。退院後に恭助の実家である鬼鍬温泉に、それぞれ彼女を連れて出かけることになった。しかし、そこで彼らは密室殺人事件に巻き込まれてしまう。
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『愛されなくても別に』武田 綾乃 (著)

大学生の宮田陽彩は母親と二人暮らし。学費と家に入れるお金を稼ぐため毎日コンビニでアルバイトをしている。浪費家の母親の顔色を伺いながら家で生活し、友人もなく、遊ぶ時間もない、そんな日々を送る陽彩の日常は、父親が殺人犯と噂される同級生・江永雅と出会ったことで劇的に変化する。苦しみの中から人生に大切なものを選びとっていく若者たちの姿を描く物語。
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『映画化決定』友井 羊 (著)

「きみのマンガ、映画化決定ね!」高校二年生のナオトは、同級生のハルから突然告げられる。高校入学時からいくつもの賞を取る天才女子高生監督・ハルからの申し出を一度は断ったナオトだが、制作現場に立ち合うことを条件として作品の使用に同意。小学生の頃に描いたこの作品を超えるためのヒントが映画作りの中にあるかもしれない、と考える。一方、ハルは大きな秘密を抱えていた。