イラストブックレビュー

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『看守の信念』城山真一 (著)

金沢市の南東にある加賀刑務所。この地方刑務所で初めて実施された釈放前の更生プログラムに参加した受刑者が姿を消した。発見されるまでの30分の間、何が起こったのか(「しゃくぜん」)。刑務所内で起こる事件を優れた洞察力と推理で真相へと見市美育キャリア刑務官の火石。そしてその足を引っ張ろうとする上司から火石の尾行を命じられた総務課長の芦立。火石が抱える事情とは。
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『おしどり長屋 おんな大工お峰 お江戸普請繁盛記』泉 ゆたか (著)

神田横大工町で采配屋の与吉の許に居候しつつ、普請の仕事をしているお峰、与吉と妻のお芳、夫を亡くして幼い花を連れて実家へ戻ってきたお綾たちと賑やかに暮らしている。ある日、青白い肌で気弱そうな男、助左衛門がやってきた。干鰯問屋の三代目だという助左衛門は江戸出店に備え、しばらく与吉が面倒を見ることに。また、お峰は大工の文太から普請の依頼を受ける。身重の女房のために暮らしやすい家にしてほしいと言うのだが…。
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『ヒトコブラクダ層戦争(上)』万城目学 (著)

三つ子の三兄弟、榎戸梵天、梵地、梵人はそれぞれに三秒だけ使える謎の力を持っている。この能力を活かして貴金属泥棒を結構しい、そこで得た金で長兄の梵天は山を丸ごと購入。恐竜の化石を発掘しようと日々作業を続けている。そんなある日、彼らの前にライオンを従え、青い服を着た謎の女が現れる。それから彼らの運命は猛スピードで動きはじめる。海を声越え、日本から遠く離れた砂漠の地にやってきた三兄弟を待ち受けるものとは。
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『不可逆少年』五十嵐 律人 (著)

狐の面を被った十三歳の少女が三人の成人男性を殺害し、一人の女子高生に重傷を負わせたフォックス事件は、日本中を震撼させた。家庭裁判所調査官の瀬良真昼はこのフォックス事件を扱う青葉家庭裁判所で働いている。フォックス事件を担当した前任者は辞職したという。真昼は女子高生の黒髪をハサミで切り落とすという犯罪を起こした男子高校生、佐原漠の担当になる。彼の父親はフォックス事件で殺害された成人男性の一人だった。
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『梟の好敵手』福田 和代 (著)

片時も眠らず超人的な身体能力を持つ梟の一族。彼らが暮らす里が襲撃されてから四年。大学生となった史奈は、全世界が注目する新競技「ハイパー・ウラマ」に、同じ位い一族の長栖兄妹とチームを組んで出場することに。ドーピング可である大会に薬物を使用せずに出場すると明言した史奈たちを、運営側は容赦なく潰しにかかる。彼らが用意した切り札は鼻の効く狗の一族。忍の一族たちの因縁の対決はどちらに軍配が上がるのか。そして彼らの未来とは。
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『失われたものたちの本』ジョン・コナリー (著)

12歳のデイヴィットは、母親が病気で亡くなり、ほどなく父が再婚したが新しい家族の暮らしに馴染めずにいた。ある夜、死んだはずの母の声にい導かれ庭に出たデイヴィットは幻の王国に迷い込む。赤ずきんと狼の間に生まれた人狼、醜く厚かましい白雪姫、神出鬼没のねじくれ男。歪んだおとぎ話の世界でデイヴィットは『失われた本』を探すたびに出る。
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『むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。』青柳 碧人 (著)

日本昔ばなしの世界で起こる謎解きミステリがふたたびやってきた。欲張りなおじいさんが何度も穴に転がり落ちる「おむすびころりん」、貧乏な半太と物を交換した人たちが何故か同じ男尾を殺したと主張する「わらしべ長者」など、その話ならではの謎と舞台設定による推理が楽しめる驚きの日本昔ばなしミステリ第二弾。
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『小さな挑戦者たち』騎月 孝弘 (著)

篠宮結衣は、この春新六年生を担当することになった、東大卒の家庭教師。中学受験に特化した家庭教師の会社「ノーツ」に勤めている。担当する生徒とその家庭を通して、結衣は子どもたちの成長を感じ、そして自分の心に残る傷に向き合っていく。
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『聖女か悪女』真梨 幸子 (著)

カリスマブロガーの月村珠理亜が、葉山での結婚披露パーティーの最中に倒れて昏睡状態になった。彼女は検察官にレイプされたと主張し話題となったが、検察官は自殺。カウンセラーの麻乃紀和は息子を死に追いやった珠理亜へ復讐するために動き出す。そんな中、四谷のマンションで八人の女性の惨殺死体が発見される。この事件とのつながりを見せたのは十七年前、小学生女児が監禁された『モンキャット事件』だった。二つの事件の関わり、そして真相とは。
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『汚れた手をそこで拭かない』芦沢 央 (著)

夫がとらわれている過去から解放させてやりたい、余命わずかな妻、認知症が進む妻と電気代が気に掛かる老いた夫、元不倫相手を見返したいい料理研究家。ふとしたことがきっかけで物事が思わぬ方向に転がり出し、気づけば足元が崩れ落ちていくような恐怖や絶望を体感する五つの物語。