イラストブックレビュー

多様化する時代における「わがまま」の意味

『みんなの「わがまま」入門 』 富永京子 (著)のイラストブックレビューです。デモや政治への違和感から、高速や仕事に対するモヤっとするものまで、意見を言ったり行動したりすることへの「抵抗感」を、社会学の見地から解説。身近な「わがまま」と社会をゆるやかにつなげ、みんなで社会をつくるための入門書。
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指先から生まれる生命の輝き

『線は、僕を描く』 砥上 裕將 (著)のイラストブックレビューです。両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学一年生の青山霜介は、ふとしたきっかけで水墨画の大家・篠田湖山と出会う。湖山に気に入られ内弟子となった霜介は、湖山の孫娘・千瑛に反発され、翌年の「湖山賞」をかけて勝負する、と宣言されるのだが…。
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圧倒的な絶望と憎しみと、わずかな希望を描く

『死神の浮力』 伊坂幸太郎 (著)のイラストブックレビューです。作家・山野辺遼は、一年前に10歳の愛娘を殺された。犯人として逮捕された本城はいったん容疑を認めたものの、のちに避妊、最終的には無罪判決を受け釈放される。山野辺は妻とともに本城への復讐を計画していたところ、そこに死神である千葉がやってきた。
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人生の崖っぷちで土を耕す

『農ガール、農ライフ』  垣谷美雨 (著)のイラストブックレビューです。水沢久美子、三十二歳。派遣切りに遭ったその日、同棲相手から「結婚したい相手がいるから出ていってくれ」と告げられる。TVで見た「農業女子」に、自分が進むべき道はコレだ!と感じ、早速田舎に引っ越し、農業を目指すべく動き出すのだが…。
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ノンストップの誘拐ミステリに挑む!!

『七日間の身代金』 岡嶋 二人 (著) のイラストブックレビューです。歌を歌う千秋と、作曲・伴奏を担当する要之助のカップルはプロデビューを目指している。ある日、千秋の友人から弟と繊細の息子が誘拐されたと相談される。
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49日間のバイトで見つけたわたしの忘れ物

『わたしの忘れ物』 乾ルカ(著 )のイラストブックレビューです。まだ雪の残る三月。H大学の三年生、中辻恵麻は大学の学生部へ訪れた。すると奨学係の女性から、バイトを紹介される。それは商業施設の忘れ物センターでの仕事だった。
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突き抜けているクズ男、伊藤くんと女たち

『伊藤くんA to E』 柚木 麻子 (著)のイラストブックレビューです。千葉のボンボンで、美形で博識。でも自意識過剰で幼稚で無神経な男、伊藤誠二郎。こんな男のどこがいいのか、なぜか彼の周囲には恋愛の話題が尽きない。伊藤くんと関わった女性の目線から、傷つき、立ち上がる彼女たちの姿を描く。
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生涯に影響を与え続けるメンターとの出会い

『リーチ先生』 原田 マハ (著) のイラストブックレビューです。1954年、大分の小鹿田にやってきた、イギリス人陶芸家のバーナード・リーチ。ある窯元の弟子として働く十六歳の少年、高市はリーチ先生のお世話がかりに任命された。驚くことに、リーチ先生は高市の父、亀之介を助手としていたことがあるという。
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アイデンティティや常識の壁にぶちあたり乗り越えていく中学生日記

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のイラストブックレビューです。著者の11歳の息子が通いはじめたのは人種も貧富もごちゃまぜの「元・底辺中学校」だった。思春期まっさかりの彼らにふりかかる様々な出来事。パンクな母ちゃんと、まっすぐに問題に向き合い、しなやかに壁を超えてく姿を描くノンフィクション。
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今の時代から戦争を「感じる」ということ

『帰郷』 浅田 次郎 (著)のイラストブックレビューです。帰るべき家を失くした帰還兵。ニューギニアで高射砲の修理にあたる職工。戦地へ赴く前の出来事を語り合う海軍兵。戦争に巻き込まれた人々が語る、戦中、戦後。今の時代だからこそ読んでほしい、反戦小説集。