こちらはアラサー女性が
一念発起して農業に取り組む
姿を描いた物語よ。
へえ？なんでまた農業を
めざすことにしたんだ？
派遣切りで仕事を失い
恋人に振られた彼女は
TVで見た農業女子にピンと
きたの。
それはそれは大変な…(･･;)
しかし、いちから農業をはじめるって
具体的には何をするんだろう？
『農ガール、農ライフ』 垣谷美雨 (著) 祥伝社文庫
あらすじ
水沢久美子、三十二歳。派遣切りに遭ったその日、同棲相手から「結婚したい相手がいるから出ていってくれ」と告げられる。
TVで見た「農業女子」に、自分が進むべき道はコレだ！と感じ、早速田舎に引っ越し、農業を目指すべく動き出すのだが…。
大学時代のツテをたどり、田舎の格安アパートを確保し、農業大学に通って野菜づくりを学んだ久美子は、いよいよ農業をはじめようと農地を探しはじめます。
しかし、作物に制限があったり、現地の人の他所者への警戒心からなかなか借りることができません。
それでもバイトを続け、仲間と励ましあいながら頑張っていたところ、農地を借りることができ、近隣のおばあさんの指導を受けながらなんとか野菜作りに成功しますが、なかなか利益には結びつかず。
まとめ
久美子の、ひたすら真面目で決して人のせいにしないところに好感が持てます。
農業の現実に目を向け、従来のあり方だけでない、自分だけの突破口を見つけ、実行していくその姿に、元気がもらえる物語です。
＜こんな人におすすめ＞
独身女性が農業を新たにはじめるとどうなるかに興味がある
農業から自分の生き方を見つける女性の姿を描いた話を読みたい
垣谷美雨のファン
農業って始めるまでも
始まってからも大変なんだなあ。
諦めずに自分のペースで頑張る
久美子はえらいぞ！！
冷静に自分を見つめ直すことが
できたからこそ、自分なりの
「成功」を手に入れることが
できたのかもしれないわね。
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