ミステリー

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『バック・ステージ』芦沢 央 (著)

忘れ物を取りに会社へ戻ると、上司の机を漁っている先輩の姿を発見してしまった松尾。先輩である康子さんは、パワハラ上司・澤口の証拠を探していると言う。その勢いに巻き込まれ協力することになってしまった松尾は、翌日康子とともに、自社がプロモーションする舞台へ。劇場周辺では息子のことで悩むシングルマザーや役者に届いた脅迫状など、いくつかの事件が起こっていた。彼らの出来事と、松尾と康子らの行動が次第につながりを見せはじめ、驚きの結末へと導くミステリ。
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『火喰鳥を、喰う』原 浩 (著)

東京での出張を終えた久喜雄司が信州の家に戻ると、奇妙な出来事が起こっていた。太平洋戦争で戦死した大伯父・貞市の名が墓石から削り取られ、同時期に彼が戦地に残した日記を綴った手帳が送られてきた。その日記を読んでから祖父の失踪、知人の負傷、連続する悪夢など様々な怪異が起こる。
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『三匹の子豚』真梨 幸子 (著)

ネット配信ドラマ用に手がけた作品が大きな賞にノミネートされたことで、再び仕事が舞い込んできた脚本家の斉川亜樹。引き受けた朝ドラの脚本『三匹の子豚』は大ヒット。そんな亜樹に一通の封書が届く。会ったこともない叔母の扶養義務について書かれたその文書を受け取ってから亜樹の人生は次第に傾いていく。
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『窓辺の愛書家』エリー・グリフィス (著)

海岸沿いに建つ高齢者向け共同住宅で一人の老婦人が亡くなった。九十歳で本好き、多くの推理作家と交流していたペギーの死因は心臓発作によるものとされたが介護士のナタルカはこの死に不審に感じ、ハービンダー刑事に相談。さらにペギーの友人であった老紳士のエドウィン、カフェオーナーのベネディクトらとともにペギーの死について真相を探るうち、彼女と関わりのあった人物が殺害される。
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『ベーシックインカムの祈り』井上 真偽 (著)

日本語が好きで勉強中であり、保育園で働くエレナは子どもの日々話す言葉からその内容を分析していく(『言の葉の子ら』)。AI、VR、人間強化、ベーシックインカム。近未来に実現し得る技術を背景に描き出す本格ミステリ五編を集めた短編集。
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『ティンカー・ベル殺し』小林 泰三 (著)

大学院生の井森健は夢の中でファンタジーの世界に迷い込み、その時はいつも間抜けなとかげのビルになっている。ある日、井森は夢の中でピーター・パンとウェンディ、ティンカー・ベルらに拾われる形でネヴァーランドヘト向かう。しかしそこは大人と子供が互いに殺し合う血に塗れた恐怖の国だった。
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『六畳間ミステリーアパート』河端 ジュン一 (著)

フリーランスのライターをしている田中は家賃一万二千円という破格の「ことだま荘」に引っ越してきた。「言葉の呪い、祓います」という売り文句に惹かれ契約を結び、暮らしはじめたことだま荘には、様々な問題や悩みを抱える人間たちがやってきて…。
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『猫は知っていた 新装版』仁木 悦子 (著)

仁木雄太郎と悦子の兄妹は、友人の世話で箱崎医院の二階の一部屋を借りることになった。ところが兄妹は奇妙な連続殺人事件に巻き込まれる。防空壕に作られた秘密の抜け穴、蛇毒の塗られたナイフ、そして行方不明ののち、殺人現場に現れた猫。素人兄妹探偵が事件の真相に迫る。
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『殺しへのライン』アンソニー・ホロヴィッツ (著)

作家であるわたし、アンソニー・ホロヴィッツは探偵ダニエル・ホーソーンと組んで解決した事件を小説にした『メインテーマは殺人』の刊行を三ヶ月後に控え、宣伝を兼ねて文芸フェスに二人で参加することに。どことなく不穏な空気が漂う中、文芸フェスの関係者のひとりが死体となって発見される。
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『同姓同名』下村敦史 (著)

サッカー部で活躍する大山正紀は高校三年生。大学からスポーツ推薦の話もあり、プロサッカー選手への道を進んでいた。そんな中、六歳の少女がナイフでめった刺しにされ殺される事件が発生。日本中を騒がせた犯人の名前は大山正紀。同姓同名であるがゆえに己の人生が狂い出した十人の大山正紀は『「大山正紀」同姓同名被害者の会』で出会う。