光文社文庫

イラストブックレビュー

店長の数だけドラマがある!笑いと涙のお仕事物語。

『店長がいっぱい』山本 幸久 (著)のイラストブックレビューです。豚バラ肉と玉ねぎを甘辛く煮込んだものを卵でとじる他人丼。これを友々丼と名付け、看板メニューとして国内外に多くの店舗を展開する友々家。様々な事情で店長となった者たちが奮闘中。
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泣きたい夜のお供にどうぞ

『ちびねこ亭の思い出ごはん』高橋 由太 (著)のイラストブックレビューです。千葉の内房にある、小さな看板猫がいる食堂「ちびねこ亭」。この店は使者と再開できるという。恋人からプロポーズを受けた女性は、亡くなった母へ会いにちびねこ亭を訪れる。
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アンちゃんの柔らかさが心の痛みをやさしく包みこむ

『アンと青春』坂木 司 (著)のイラストブックレビューです。ふっくらやわらか女子、アンちゃんがデパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めてから八ヶ月が過ぎた。みつ屋の仲間に囲まれて、悩んだりへこんだりしながら成長し続ける姿を描きます。
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昭和の名探偵が挑む 密室ミステリ集

『神津恭介、密室に挑む―神津恭介傑作セレクション〈1〉』高木 彬光 (著)のイラストブックレビューです。名探偵、神津恭介が密室の謎に挑む。鍵のかかった部屋の外に残された犯人の足跡、四次元からの殺人を予告する男。難解な謎を見事に解き明かす六つの短編を収録。
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作家の苦悩と恋は作品につながっていく

『ビコーズ 新装版』佐藤 正午 (著)のイラストブックレビューです。次作を書けずにいる新人作家のぼくは、ある日、十代の頃によくつるんでいた友人、寺井と十年ぶりに再開する。しかし、彼はぼくに無茶な依頼をしたあと、姿を消してしまった。
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相手への思いの掛け違いから起こる悲劇

『ポイズンドーター・ホーリーマザー』 湊 かなえ (著)のイラストブックレビューです。女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から同窓会の誘いが来た。昔から抑圧的な母親に会うのが嫌で、欠席を申し出た。しかし、理穂とメールのやりとりをするうちに、思いがけぬ訃報を聞く。
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未来に目を背けるのも向かっていくのも自分自身。

『あの日にドライブ』 荻原 浩 (著) のイラストブックレビューです。牧村伸郎は、銀行を辞めてタクシードイバーをしている43歳。営業成績も伸びず、疲れ果てた伸郎は、ある日ふと思い立ち、青春時代を過ごした街へ向かい、もう一度人生をやり直すことができたら、と考え始める。
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絶望の淵で折れた羽を広げる蝶たち

『アンチェルの蝶』遠田 潤子 (著)のイラストブックレビューです。大阪で小さな居酒屋を経営する藤太のもとへ、かつての同級生、秋雄が少女・ほづみを連れて訪れた。ほづみを託された藤太は戸惑いながら少女と心を通わせていくのだが…。
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宝くじが当たった、それだけの事なのに…

『身の上話』佐藤 正午 (著)のイラストブックレビューです。仕事をすっぽかし不倫相手と東京へやってきたミチル。地元を出るときに買った宝くじが高額当選していることが判明。流されるままに生きていく女、ミチルがである災厄と恐怖とは。
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粋な新橋芸者の軽快ミステリ

『女は帯も謎もとく』小泉 喜美子 (著) のイラストブックレビューです。築地生まれの築地育ち、粋な新橋芸者の「まり勇」はハードボイルドなどの海外ミステリが大好き。忙しいお座敷の合間に起きる事件に推理を働かせる。築地を舞台にした都会は連作ミステリ。