『彼が通る不思議なコースを私も』
白石 一文(著) 集英社文庫
「BOOK」データベースより
友人の生死を決める衝撃的な現場で霧子が出会った黒ずくめの男。彼は修羅場をよそに、消えるようにいなくなってしまった。後日、霧子は男に再会し、徐々に魅かれていく。彼の名は椿林太郎。学習障害児の教育に才能を発揮し、本気で世界を変えようと目論む、抜群に優秀な小学校教師。人は彼のことを「神の子」と呼ぶ。しかし、彼にはある大きな秘密があって…。生への根源的な問いを放つ傑作長編。
林太郎との出会いと、彼の秘密
ある場面で出会った黒づくめの男。後日再開し、付き合う事となった霧子と林太郎。しかし、林太郎にはある秘密があった。
林太郎は人の寿命がわかるのです。その彼が志したことは障害や虐待で苦しむ子どもをなくすこと。
まとめ
生きることにフォーカスを当てる霧子。死ぬことにフォーカスを当てる林太郎。焦点の異なる二人の思いが重なった時。また新しい世界が訪れるのです。
<こんな人におすすめ>
生と死の物語に興味がある
ファンタジーが好き
白石 一文ファン
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