『あきない世傳 金と銀〈三〉奔流篇』
髙田 郁 (著) 角川春樹事務所
あらすじ
女衆として大坂の呉服商へ奉公することになった少女が、自らの聡明さと誠実さで、商いの道で活躍していく「あきない世傳」シリーズ第三弾。
三代目の後添えとなった少女・幸。しかし夫は不慮の事故で亡くなり、店の次男と結婚し、新たに店の若おかみとしての立場を得ることに。
才覚はあるが、情けのない夫のフォローをしつつ、商売を学ぶことに常に前向きな幸。少女から美しい大人の女性へと成長した幸に、夫の惣次は愛情を抱きながらも、幸の商の才覚に激しく嫉妬します。
まとめ
男のプライドと店の従業員改革、そして拡張計画。いよいよ幸の商才が少しずつ発揮されていく様子が小気味よく、ページをめくる手が止まりません。
<こんな人におすすめ>
女性が自分の未来を切り開いていく話が好き
江戸時代の話が好き
高田都ファン
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