『人生相談。』 真梨 幸子 (著) 講談社文庫
あらすじ
大洋新聞に連載中の「よろず相談室」には老若男女からさまざまな相談が寄せられている。「居候に悩んでいます」「しつこいお客に困っています」「セクハラに時効はありますか」など、なんの関連性もないように見えるこれらの相談の裏には、衝撃の事件が隠されていた。
なんども視点をひっくり返される
1つの相談ごとに1つのショートストーリーが展開され、少しずつ状況が繋がっていきます。相談者の目線で読んでも、回答者の目線で読んでも「えっ!?」と視点をなんどもひっくり返されます。
まとめ
人の見方、見え方は思い込みによって全く違うものになる。相談も回答も人によって内容が、意味が異なってしまう。そんな怖さを感じる物語です。
<こんな人におすすめ>
人の悩みや相談事に興味がある
人の感情が絡んだミステリが好き
嫌な感じがする本も読んでみたい
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