のこ
マカロンは知ってる?
ぬこ
ああ。飼い主は甘すぎて
あまり好きではないみたいだけど。
のこ
マカロンはいろんな種類があるそうよ。
今回はそんなマカロンが謎に繋がって
いくミステリーよ。
ぬこ
おっ 三舟シェフは料理だけでなく
お菓子も詳しいのか!
どんな謎なのか、楽しみだ。
『マカロンはマカロン』 近藤 史恵 (著) 創元推理文庫
あらすじ
気取らないフレンチを提供するビストロ・パ・マルは下町の小さなレストラン。シェフの三舟は美味しい料理を作るだけでなく、お客が持ち込む謎をたちまち明らかにする名探偵でもあるのです。今日も絶品メニューと鋭い洞察力でお客をもてなします。
パティシエールが残した謎のメッセージ
三舟シェフの古くからの知人が経営するレストランで、パティシエールとして働く岸部彩香。しっかりとした化粧や香水をしていた彼女に、仕事の妨げになると知人が注意したところ、メッセージを添えた焼き菓子を残し、行方がわからなくなってしまいます。
そこには「マカロンはマカロン」と書いてありました。この言葉の意味とは。
まとめ
それぞれの話に、料理が登場します。この話には、マカロン・ダミアンというフランスの素朴な地方菓子が。そこには登場人物の苦悩や葛藤などの思いが込められています。
三舟シェフは、料理と人を深く理解するからこそ、心に沁みるような味を作り出せるのかもしれません。美味い記憶には喜びも、そして時には切なさも伴う。そんな風に感じる物語です。
<こんな人におすすめ>
美味しい料理に絡んだミステリーを読みたい
心にグッとくるようなせつなさや悲しみを感じるミステリーが好き
近藤 史恵のファン
リンク
ぬこ
甘いだけじゃない、しっかりとした
人間ドラマが描かれているのが
このミステリーの良いところだよな。
のこ
シリーズのファンが多いのも
頷けるわね。読むたびに
食べたくなる料理が出てくるのも
人気の秘訣かしら。
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