脳に「爆弾」を抱える
病気になってしまったらどうする?
何だそれは!怖いΣ(・ω・;)
いつ死ぬかわからないってこと??
こちらはそんな病気を抱える女性患者と
担当医師のお話よ。女性に関する謎を
医師が追っていくの。
どんな謎なんだろうな?
医師が果たして真実を
見つけられるんだろうか。
『崩れる脳を抱きしめて』 知念 実希人 (著) 実業之日本社文庫
あらすじ
広島から神奈川の療養型病院へと実習にやってきた研修医の碓氷は、脳腫瘍の女性患者・ユカリと出会う。二人は少しずつ心を通わせていくが、実習期間を終え、広島に戻った碓氷が耳にしたのはユカリが亡くなったという知らせだった。
ユカリの死に疑問を持った碓氷は彼女の足取りを確かめるため、横浜へと向かう。
脳腫瘍の患者・ユカリと心の距離が近くなっていくが…
研修医の碓氷は、幼い頃父親が女と失踪し、母と妹と苦労しながらやってきました。そのためお金への執着が強く、より高収入を得られる脳外科医を目指し、勉強に余念がありません。
一方、ユカリは脳にいつ爆発するかわからない爆弾、つまり腫瘍を抱えていること、親族に彼女の莫大な財産を狙う者がいることなどから外の世界に恐怖を感じていました。
碓氷の心の奥に潜む問題をユカリは見つけ出し、解決へと導きます。心を寄せていく二人ですが、碓氷のもとにユカリが亡くなったとの知らせが入り…。
まとめ
病への恐怖感、それに寄り添う医師。二人の心が近づいていく様子がていねいに描かれます。そしてゆかりの死にまつわる謎は衝撃のラストで明らかに。見事な展開と構成はしっかりとした心理描写があるからこそ説得力を増す。そんな風に感じるミステリーです。
<こんな人におすすめ>
病気や病院が絡むミステリーを読んでみたい
恋愛が絡んだ上質なミステリーが好き
知念 実希人のファン
えーっ(」゚ロ゚)」
そ、そんなラストだったの!?
恋愛小説であり、医療ミステリーでも
あり。読みどころが満載な物語ね。
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