のこ
こちらは新人編集者のお父さんが
出版界で起こる謎を説いていく
ミステリーよ。
ぬこ
そのお父さんは刑事とか
探偵かなんかなの？
のこ
いいえ。高校で国語を教えている
教師なの。だから出版界の謎にも
通じるところがあるのかもしれないわね。
ぬこ
へえ〜。出版界に起こる
謎というのも、どんなものなのか
気になるな。
『中野のお父さん』 北村 薫 (著) 文春文庫
あらすじ
学生時代はバスケ部で活躍していた、若手の文芸編集者、美希。ある日、新人賞の候補者に電話をしたが、その人が応募したのは何年も前だという。この不可解な謎を、高校教師の父に話してみたところ…。出版界に起こる謎を高校教師が解き明かす短編集。
子供達も独立し、両親だけで中野に住んでいるため、美希はちょこちょこと顔を出しています。高校教師であり、最近お腹をちょっと気にしているけれど、甘いものが好きで、娘にも甘いお父さんは、娘の美希が持ち込む不可解な謎をすんなりと解き明かしていきます。
まとめ
優しいお父さんの鋭い洞察力。そして編集者同士の軽妙なやりとりや、出版界だからこそ起こる不思議な謎。本をとりまく世界が好きな人にはたまらない短編集です。
＜こんな人におすすめ＞
父と娘の素敵な関係を描いた話を読みたい
出版界の謎を描いたミステリに興味がある
北村 薫のファン
リンク
ぬこ
お父さん、やるじゃん！
そして甘いモノ好きとか
ちょっとかわいいところがある(*^-^)
のこ
お父さんと謎解きを楽しみつつ、
出版界の事情や著者の様子などが
わかる、本好きにとっては
楽しいミステリーね。
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