2021-01

イラストブックレビュー

本当にあってほしい、出版界のお仕事小説

『クローバー・レイン』大崎 梢 (著)のイラストブックレビューです。大手出版社の文芸担当編集者、工藤彰彦は、ふと手にした落ち目の作家の原稿に心を奪われ、本にしたいと強く願う。あらゆる手を講じて必死に出版への道を模索する彰彦だが。
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いくつもの推理が錯綜する!真実はどこにあるのか

『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』井上 真偽 (著)のイラストブックレビューです。聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、「飛び石殺人」が発生した。伝説の聖女が起こした奇蹟の殺人なのか。青髪の探偵、上苙が奇蹟の証明に挑む。
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作家が元刑事と組み、老婦人殺害の謎に挑む

『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ (著) のイラストブックレビューです。資産家の老婦人が、自らの葬儀の手配をしたその日に絞殺された。作家のホロヴィッツは、知り合いの元刑事ホーソーンから、この事件を調べ、本にしないかと持ちかけられる。
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名探偵は娘ラブのほっこりお父さん

『中野のお父さん』北村 薫 (著)のイラストブックレビューです。若手の文芸編集者、美希。ある日、新人賞の候補者に電話をしたが、その人が応募したのは何年も前だという。この不可解な謎を、高校教師の父に話してみたところ…。
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参考にするかはあなた次第。報復絶倒の書簡小説。

『恋文の技術』森見 登美彦 (著)のイラストブックレビューです。京都の大学院から石川の実験所へと飛ばされた大学院生、守田一郎。先輩の谷口さんに叱り飛ばされながら実験を繰り返す日々。その寂しさから文通修行をすることにして、京都の仲間達へと手紙を書きまくる。
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少年と生徒たちの思いが重なり起こる悲劇

『ゴーストハント4 死霊遊戯 』小野 不由美 (著) のイラストブックレビューです。緑陵高校で次々と起こる怪奇現象の調査に向かう麻衣とナルたち。高圧的な態度を取る教師・松山の存在などにより調査は難航する。おまけに怪奇現象はますますエスカレートしていき…。
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成功のカギは相手を上手に「勘違いさせる」力。

『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』のイラストブックレビューです。運に頼るよりも、実力をつけるよりも、はるかに他人からの評価が上がり人生を好転させる「錯覚資産」とは何なのか。誰でも手に入れることができる「ズルい武器」について解説。
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見えない世界とこの世界を絵筆でつなぐ生き方

のこ こちらは世界で評価を受けている 新進気鋭の女性画家の生き方を 描いた自己啓発書よ。 ぬこ そういう人って、特別な 才能があるんだろ? のこ 確かに才能はあるけれど 評価されるまでにはいろいろな...
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神様っているよね。そんな気にさせてくれる物語。

『すべての神様の十月』小路 幸也 (著)のイラストブックレビューです。バーで知り合った男は、何と死神だった。幸せを感じたことがない、という死神に、帆奈はあることを思いつく。貧乏神に道祖神。様々な神様が人間のそばにあらわれるその理由と目的とは。
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孤高な武士のような強さが美しい女の子の恋

『よだかの片想い』島本 理生 (著)のイラストブックレビューです。二十四歳、大学院生のアイコは、顔に大きなアザがある。恋や遊びから距離を置いて生きてきた。しかしある出版社の取材を受け、地震の顔写真を表紙に使われたことで状況が一変する。