2021-03

イラストブックレビュー

あの時とともにあの人への思いがある

『水曜の朝、午前三時』蓮見圭一 (著)のイラストブックレビューです。脳腫瘍の告知を受け、四十五歳の若さで死んだ翻訳家であり、詩人でもある四条直美。1970年の大阪万博を舞台に、叶わなかった恋とその後の二十数年。恋の痛みと人生の重みを描くラブストーリー。
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先の先まで描く 不思議で緻密な世界

『半分世界』石川 宗生 (著) のイラストブックレビューです。3年前のある夜、会社から帰宅する途中だった30代の男性、吉田大輔氏は、一瞬にして増殖した。その数なんと19329人。その状況の詳細、吉田氏という人物、そして各地の収容場所での暮らしぶりを描く「吉田同名」。
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卒母後もりえさんの快進撃はつづくのだ

『りえさん手帖』 西原 理恵子 (著)のイラストブックレビューです。卒母したサイバラさんが最強のおばさんになってやってきた!もはや怖いモノなしのりえさんは、自由な翼で羽ばたき、これからの人生を楽しむのだ!!
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こんなのアリ!?不思議でおかしなお仕事ショートショート

『日替わりオフィス』 田丸 雅智 (著)のイラストブックレビューです。総務の地味な江崎さんのもとに、多くの男性が群がる謎、恋人がいなくても疑似恋愛できる装置を使った女性に起こった出来事…。とっても奇妙でおもしろいお仕事ショートショート。
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深い絶望は人を明日に向ける力を奪っていく

『イノセント』 島本 理生 (著)のイラストブックレビューです。イベント会社の代表を務める真田幸弘は、数年前に函館で出会った若い女性、比紗也に東京で再会する。シングルマザーであり、美しく捉えどころのない比紗也に惹かれていく真田だが。
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現実と幻想が交錯する 魅惑的な宵山の世界

『宵山万華鏡』 森見 登美彦 (著)のイラストブックレビューです。変わり者の友人、乙川と京都の祇園祭に出かけた「俺」は、途中乙川とはぐれ、なぜか屈強な男たちに捕らわれてしまう。次々と現れる異形の者たちが崇める「宵山様」の正体は。
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「会社勤め」は武器になる

『会社に使われる人 会社を使う人』楠木 新 (著)のイラストブックレビューです。人生百年時代を最後までイキイキと過ごすことができますか?それまで会社を主体として生きてきた人間が定年を迎え、会社という枠組みから外れた時に、どのように生きていくのか。
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商店街の人々を守るのは長身銀髪のもと怪盗紳士

『花咲小路四丁目の聖人』小路幸也 (著)のイラストブックレビューです。花咲小路商店街で英語塾を営む亜弥の父親は長身銀髪に豊かな口ひげをたくわえたイギリス人の聖人。彼は、若い頃泥棒としてイギリスで名を馳せていた人物。その手腕で商店街の中で起こる問題を解決していく。
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握った手からこぼれ落ちていく、愛。

『こぼれる』酒井若菜 (著)のイラストブックレビューです。高校を卒業し、福島から上京して本屋でバイトをしている22歳の雫。ふとしたきっかけで知り合った大介に一目惚れした。しかし彼には妻子がいた。交際するも、その関係に思い悩み、別れを決意する雫だったのだが。
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人の生死と恋ごころはままならぬもので…

『ひとめぼれ』畠中 恵 (著) のイラストブックレビューです。江戸の町名主の跡取り息子、麻之助はお気楽を身上としているが、次から次へとやっかいごとが舞い込んでくる。このところ、幼なじみで、同心の容姿でもある真面目な男・吉五郎の様子がおかしい。